立山トンネルのトロリーバスも電気バスに切り替えへ
立山黒部アルペンルートはいろいろな乗りものを乗り継いで行きます。そのひとつが室堂と大観峰を結ぶトロリーバス。かつてはバスが走っていましたが、立山トンネルの中を走ることもあり、1996年にバスから置き換えられました。
トロリーバスは元々立山黒部アルペンルートだけで走っているのではなく、東京や大阪などの大都市で走っていました。架線は要るものの、線路は要らないので、路面電車より低コストで整備できたのです。しかし、モータリゼーションが進み、地下鉄が整備されたので、大都市ではなくなり、立山黒部アルペンルートだけでのみ走ることとなりました。立山黒部アルペンルートでは扇沢と黒部ダムの間でトロリーバスが走っていましたが、こちらは老朽化で2018年に廃止され、電気バスに置き換わっています。
残った唯一のトロリーバスである立山黒部貫光ですが、こちらも2025年度以降に廃止し、電気バスなどに置き換えられるようです。更新に必要な部品の調達が難しくなっているからです。トロリーバスは全国でひとつだけしかない乗りものなので、どうしても部品の調達が難しくなります。法律的には鉄道の廃止ですが、関西電力のトロリーバス同様、代わりの交通機関は用意されているので、不便になるわけではないというのが救いです。
(追記)
立山黒部貫光のトロリーバスは2024年で廃止されます。2025年以降は電気バスが走ることになります。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20230617-OYT1T50100/、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASRDC6HXFRDCPISC00R.html)
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