名鉄は特急車両料金も値上げ
名鉄の値上げについては以前に記事にしましたが、その続報です。
値上げの時期は2024年3月。初乗りは170円から180円になります。普通運賃の値上げ率は10.5%ですが、利用の多い7キロまでの区間は値上げ率を抑えます。通学定期は家計に配慮して値上げをしませんので、通学定期の割引率は82.2%から84.3%に拡大し、大手私鉄の中では一番高い割引率になります。知多新線、豊田線、羽島線、空港線に設定している加算運賃はそのままです。名鉄名古屋-名鉄一宮間など名古屋本線の一部区間に設定している暫定運賃については、対象区間や設定額を見直し、値上げの認可後に特定運賃の届出を行う予定です。名鉄名古屋-名鉄一宮間は380円から400円、名鉄名古屋-名鉄岐阜間は570円から630円になります。また、過去の駅移設に伴い設定していた特定運賃については(上飯田、西ノ口、柳津を発着する一部区間)、今回の値上げで廃止し、通学定期を含めて本来の距離に応じた運賃がかかるようになります。主な区間の運賃は、豊橋-名鉄名古屋間が1140円から1270円、金山-名鉄名古屋間が190円から210円、中部国際空港-名鉄名古屋間が890円から980円になります。
変わるのは運賃だけではありません。特別車両料金も変わります。今は360円ですが、値上げ後は450円になります。これは駅で買ったときの値段(基本料金)で、車内で買えば500円になります。車内精算料金です。このような制度を採っているところはほかにもありますが、名鉄も車内で買えば高くなるのです。こうやって事前に駅等で買うことを促すのでしょう。
ネットで買えば安くなります。「名鉄ネット予約サービス」で平日9~16時台及び休日に乗れば、閑散時間帯割引料金として300円になります。ただし、閑散時間帯割引料金は中部国際空港発着は対象外です。空港利用者はそれなりにお金があるので、割引しなくても良いということでしょう。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2023/__icsFiles/afieldfile/2023/05/26/unchin2023.pdf?_ga=2.51225769.1484310108.1685109074-1534109813.1683283522、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/697440)
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