後藤田徳島県知事も瀬戸大橋経由での新幹線建設を支持
今のところ新幹線がない四国ですが、新幹線の構想があります。四国新幹線です。
この四国新幹線をどこから引っ張ってくるかについては、2つのルートがあります。ひとつは岡山で分岐して、瀬戸大橋を経由するルート。そしてもうひとつは淡路島を経由して四国に入るルートです。
これまで、徳島県は淡路島経由を支持していたのですが、後藤田徳島県知事は6日の四国4県知事会議で、ほかの県と同じように瀬戸大橋を経由するルートで新幹線をつくることを支持しました。本州と淡路島の間は鉄道が通ることのできる橋はありませんが、瀬戸大橋はすでに新幹線が走ることを前提に橋がつくられています。瀬戸大橋経由ならその分、簡単に新幹線ができるのです。また後藤田徳島県知事は、4県の考えが揃わないことで、新幹線ができないことを危惧したのです。赤字の在来線を維持するために、新幹線をつくって稼いでもらわないといけないのです。
単純に徳島県だけの事情を考えたら、淡路島経由のほうが良いでしょう。瀬戸大橋経由だと遠回りで、時間がかかってしまいます。お金もその分かかります。メリットが薄いことは分かっているのですが、四国全体のことを考えてのことでしょう。具体的には挙げませんが、足を引っ張っている、どこかの都道府県とは違います。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20230606-LJ3KINL66BOTZFOKYY2HKPW6H4/)
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Comments
>メリットが薄いことは分かっているのですが、四国全体のことを考えてのことでしょう。
徳島県に四国全体のことを優先する度量があればいいですが、本当のところは極めて実利的だと思いますよ。
淡路ルートでできても、高松に向かう線形を考えれば、徳島駅に乗入れは困難で、関西方面からは高速バス利用は変わらない。
そればかりか、高徳線・鳴門線などの3セク化負担がのしかかる。
ローカル線存廃問題を抱える徳島県にとって、松山新幹線によりJR四国の経営改善を図り、自県内のローカル線存続させたいという意図があるものと思われます。
(無論、予讃線は経営分離でしょうけど)
Posted by: かにうさぎ | 2023.06.13 09:57 PM
かにうさぎさん、おはようございます。
* 徳島県に四国全体のことを優先する度量が
いろいろ考えがありますが、結果として四国に新幹線ができるのは良いことでしょう。
* ローカル線存廃問題を抱える徳島県にとって、
ただどう考えても、阿南以南の存続は難しいでしょう。阿佐海岸鉄道などの第三セクターに移管させるしか方法はありません。
Posted by: たべちゃん | 2023.06.14 06:17 AM
瀬戸大橋ルートで徳島は厳しいでしょうから、松山方面とかが優先されることになるんでしょう。
松山方面なら時間短縮効果が非常に大きいし、需要も十分見込めるので、岡山ー松山の建設は必要だと思います。
また、高知に関しても、時間短縮効果は非常に大きいですが、松山方面よりは本数が少なくなるでしょうから、四国中央ー高知駅は単線で建設するということも考えられると思います。(その場合、途中のトンネル内に1か所は列車交換できるように信号場が必要でしょうけど)
高松に関しては、建設すれば関西方面へ直通可能になるというメリットはあるものの、時間短縮効果は松山や高知と比較したらかなり小さいので、作るべきかどうかは微妙なところでしょうね。
Posted by: 84axgd86dm70 | 2023.08.02 11:07 PM
84axgd86dm70 さん、こんばんは。
* 瀬戸大橋ルートで徳島は厳しいでしょうから、
瀬戸大橋経由なら、建設コストのかかる徳島方面は厳しくなります。
松山が第一候補になるでしょう。
Posted by: たべちゃん | 2023.08.03 10:33 PM