四国県庁所在地間の鉄道シェア、最高でも18%
それなりに特急が走っている四国県庁所在地の間を鉄道で移動するのは、どれぐらいいるのでしょうか? 四国運輸局は調査対象とした22区間(4県庁所在地相互間と広島、大阪、神戸、東京方面)への移動経験のある1500人(四国各県各300人、四国外300人)に対して、1月に調査を行いました。
4県庁所在地相互間の6区間のうち、鉄道のシェアが一番高かったのは、高松-松山間の18%、その次が高松-高知間の15%でした。そのほかは全て1割以下で、高松-徳島間は9%、徳島-高知間は4%、松山-高知間は3%、徳島-松山間は0%です。
一番シェアが高いのは、新幹線がなく、短距離なので当たり前なのかもしれませんが、やはり車。4県庁所在地相互間の6区間とも5割を超えています。特に高いのは高松-徳島間の79%、徳島-高知間の75%です。高速バスは高松-徳島間の8%を除いて全て鉄道より高く、徳島-松山間の42%、松山-高知間の35%など鉄道だと不便なところのシェアが高いです。
四国以外へはどうでしょうか? 大阪方面へは高速バスが59%と高く、鉄道は13%に留まっています。東京方面は遠いので、航空機の68%が高く、鉄道は19%です。
四国内、四国外どちらについても鉄道は苦戦を強いられています。在来線程度では少々の改良程度で勝てるわけではありません。本気で車に勝とうと思うのなら、新幹線をつくらないと無理でしょう。今のままではどんどん負けるだけです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASR6Z741XR67PTLC008.html)
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