熊本市電の延伸区間は一部単線
以前にも記事にしましたが、熊本市電を健軍町から延ばす計画があります。市民病院までの約1.5キロを延伸するのですが、その一部は単線になるようです。
単線になるのは、健軍町電停付近から東野一丁目交差点付近(ここで向きを東から北に変えます)までの約430メートル。約3割に当たります。この区間を単線にすることによって、用地取得が必要な距離が電停付近と交差点付近の合わせて60メートルほどになります。全線複線とする場合に比べて用地取得しなければらない距離を大幅に減らすことができ、事業費を圧縮することができます。2020年度に行った試算では、全線複線の場合では約135億円かかりますが、一部区間を単線にすることにより、22億円削減できると見込まれています。
しかし今は、2020年度に比べて物価や人件費が上がっているため、熊本市は再度試算をし直します。9月定例市議会に延伸の基本設計を示し、市民に対してアンケートを行います。2024年度に実施設計に着手することができたら、単線区間は2029年度に部分開業することができるようです。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://kumanichi.com/articles/1091797)
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