東急にもCBTC
CBTCは、地上と列車との間で、列車の位置、速度、制御指示などの情報を双方向で伝送する列車制御システムです。列車の間隔を詰めることができ、遅延の回復もしやすく、また地上設備が簡素化され、保守作業の効率化にも資します。
世界的にはCBTCが導入されているところはありますが、日本ではまだ導入されているところはありません。以前から話が出ている東京メトロ(丸ノ内線は2024年度、日比谷線は2026年度、半蔵門線は2028年度に運用を始める予定です)、2027年度に大江戸線で運用開始予定の東京都交通局、2030年代に全線での導入を目指している西武ぐらいです。
そのCBTCですが、新たに導入する事業者が出てきました。それは東急。田園都市線と大井町線で導入します。田園都市線は2028年度、大井町線は2031年度に運用を始める予定です。
東急で導入されるCBTC、相互直通運転をしている半蔵門線と規格を合わせます。各社がバラバラにシステムを開発すると、複数のシステムに合わせないといけなくなり、無駄なコストがかかります。そこでそういうことがないように、国交省では検討会を設け、仕様の共通化を進めてきました。東急田園都市線は東京メトロ半蔵門線と相互直通運転をしているので、同じシステムでできるようにしているのでしょう。
(参考:「鉄道ジャーナル」2023年6月号 鉄道ジャーナル社、東京都交通局ホームページ https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2023/sub_p_2023041310944_h.html、西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/newsroom/news/20230118_cbtc/)
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