「ナッチャンRera」、石垣島-台湾航路に使われるか?
青森と函館の間を最短1時間45分という超高速で走っていたフェリーがありました。「ナッチャンRera」と言います。しかし、速い分だけ運賃も高く、乗る機会もないまま消えてしまいました。
この「ナッチャンRera」ですが、新たな活躍場所が与えられるかもしれません。それは南の海の石垣島-台湾航路。約230キロあるこの距離を4~5時間で結ぶようです。週1便以上運航する予定で、運賃は航空運賃よりも若干安くなる予定です。双胴型で全長112メートルの大型の船であるため、波が高かったり気象条件が悪かったりしても運航できます。大型トラック28台程度、乗用車100台程度、旅客は最大約800人を載せることができます。石垣市は、台湾の基隆市とを結ぶ定期航路の開設を検討する委員会を設置します。委員会は国、沖縄県、石垣市、金融機関、観光関係、民間の船舶会社などからなり、7月から月1回程度会議を開き、早ければ年内に報告書をまとめます。
実は、石垣島と台湾を結ぶ航路はかつて、ありました。有村産業という会社が名古屋から大阪、那覇、宮古島、石垣島を経由して台湾の基隆まで結ぶ航路を開設していましたが、2008年に有村産業が破産し、この航路も消えてしまいました。「ナッチャンRera」の投入によって石垣島と台湾を結ぶ航路は復活するのでしょうか?
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/ishigaki-nacchan/、八重山毎日新聞ホームページ https://www.y-mainichi.co.jp/news/39601)
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