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只見線の輸送密度、6.6倍に

 JR東日本から2022年度の輸送密度が発表されました。

 全般的に見て新型コロナウイルスによる行動制限が緩くなってきたこともあって、輸送密度は前年度よりも上がっているところが多いです。ところが、その中には輸送密度が6.6倍に上がっているところもあります。

 それは只見線の会津川口-只見間。2021年度の輸送密度は12人だったのですが、2022年度は79人になりました。なぜそこまで増えたのかと言えば、2022年10月に、11年ぶりに運転再開したため。ようやく再開した鉄道に乗ろうと、多くの人が押し寄せたからでしょう。半年間の営業で、ここまで数字が増えました。この全線復旧の影響でしょうか、元々それなりに利用者がある会津若松-会津坂下間を除いて、ほかの区間も輸送密度が増えています。会津坂下-会津川口間が124人(2021年度)から182人(2022年度)に、只見-小出間が69人(2021年度)から107人(2022年度)です。

 ただ、この輸送密度の増加はある意味一時的なものですし、正直言って会津若松-会津坂下間を除いて、バスで十分対応できるレベルです。ある意味、地元がお金を出して支える、観光施設のひとつとして割り切っておかないといけないでしょう。利用者の多くは鉄道がなかったら来ることはなかったのでしょうから。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/rosen02.pdf)

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