城端線、氷見線はあいの風とやま鉄道に?
城端線、氷見線はそれなりに利用者がいますが、運営するJR西日本としては、新幹線を除いて接続するJRの路線がないので、難しい路線となっています。JR西日本は上場している株式会社ですので、どうしても採算性を気にした経営になってしまいます。
そこで、富山県、沿線4市、JR西日本の3者は、城端線と氷見線の再構築のための検討会を行うことにし、7月30日にその第1回会合が行われました。国の支援制度を活用して、城端線、氷見線の存続、利便性の向上を図るため必要となる鉄道事業再構築実施計画の策定を行います。早く実施したいので、鉄道事業再構築実施計画は2023年度中にまとめます。
その初会合の中で、沿線4市から出たのが、城端線、氷見線の経営主体をあいの風とやま鉄道にすること。富山県も前向きです。城端線や氷見線からあいの風とやま鉄道への直通需要はあるでしょうし、JR西日本よりあいの風とやま鉄道のほうが地元に密着した経営が行えそうです。城端線も氷見線も鉄道を維持するだけの需要はありますから、JR西日本から分離するときにそれなりのお金をもらうことができるでしょう。そのお金で新駅の追加や増便などの積極的な投資を望みます。
(参考:中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/739769)
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Comments
私もあいの風とやま鉄道への移管が良いと考えます。
JR西日本からもしお金がもらえるなら大切に使ってほしいです。
大切に使われなかった例として記憶にあるのは北海道夕張支線廃線の際のJR北海道からのお金です。箱物づくり(りすた)に使われてしまい、なぜかバスの利便性向上そのものには使われませんでした。
そういったことが無いようにJR西日本からのお金は地元の人(できれば学生さん以外にも)が氷見線、城端線を使いたくなるような分野(路線そのものの利便性向上)に使ってほしいですね。
Posted by: 青空(BLUE-SKY) | 2023.08.09 11:01 AM
青空(BLUE-SKY)さん、こんばんは。
* そういったことが無いようにJR西日本からのお金は
それは言えます。そこそこ需要のある鉄道なら、鉄道の競争力強化にお金を使わないといけません。
Posted by: たべちゃん | 2023.08.09 09:46 PM