JR九州等、一部特急料金を値上げ
JR九州等は、10月1日(一部は2024年4月1日)から特急料金の値上げを行います。
JR九州で値上げをするのは、(1)通勤用の在来線「エクセルパス」の特急料金相当額 (2)観光列車の指定席特急料金 (3)(2)に伴って変わる割引切符の価格 (4)博多-佐賀間の特急列車内で発売する自由席特急料金 です。(1)は10月1日購入分から、(2)と(3)は10月1日乗車分から、(4)は2024年4月1日購入分から変わります。JR西日本とJR九州の両社で値上げするのは、(5)山陽新幹線、九州新幹線に乗った場合の「eきっぷ」です。特急料金は2022年4月に値上げしましたが、そのときは割引切符の類は値段を据え置いていました。それを今回、値上げすることにしたのです。
それでは、どのように変わるのでしょうか? (1)通勤用の在来線「エクセルパス」の特急料金相当額は、50キロまでの場合、19220円から20940円になります(1か月の場合)。なお、通学用の在来線「エクセルパス」の値段は変わりません。(2)観光列車の指定席特急料金は500円増しになります。一番短い25キロ以下の区分でも1030円から1530円に変わります。JR九州自慢の観光列車なので、少々高い特急料金でもいいのでしょう。なお、この見直しに伴い、一部の観光列車では少し高い指定席料金を設定しているものがありますが、それらも値上げ後の料金に統一します。(3)「九州ネットきっぷ」や「eきっぷ」を利用した場合、普通車指定席用の特急料金を500円増しにします。(2)に連動しているものです。(4)博多-佐賀間で車内で自由席特急券を買った場合、200円を加算します(子供は100円)。門司港・小倉・行橋-博多間と同じ扱いになります。なお、この区間の特急停車駅全てのホーム上に券売機を設置し、乗車直前でも特急券を購入できるようにします。博多-佐賀間でもPayPayで買うことができるようにします。(5)今回見直されるのは、普通車指定席用とグリーン車用で、普通車自由席用は変わりません。繁忙期や閑散期に応じて料金は変わります。また、山陽新幹線内で「のぞみ」や「みずほ」に乗った場合、加算額の適用があります。通常期に「のぞみ」や「みずほ」に乗った場合、新大阪-博多間が4910円から6030円になります(このほか、別途乗車券が必要です)。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230808_00_press_eticket.pdf、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2023/08/08/20230808_express_fee_.pdf、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230809-OYTNT50043/)
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