芸備線の備後庄原-三次間は廃止の対象外?
2023年10月1日施行の改正地域公共交通活性化再生法に基づいて法定化された、再構築協議会。ローカル線のありかたについて、鉄道事業者と沿線自治体などが話し合います。この再構築協議会は鉄道事業者や地方自治体の要請に基づいて国が設置するものです。この再構築協議会ですが、JR西日本が国に要請して、設置されることになりました。
その対象となる区間は、芸備線の備中神代-備後庄原間。いずれも2桁の輸送密度のところです。さすがにこの程度の輸送密度では鉄道を維持するのは無理で、地元が全額お金を出すとかいうことをしない限り、鉄道として存続させるのは無理でしょう。
反対に、備後庄原-三次間は再構築協議会の対象には含まれていません。ということは、備中神代-備後庄原間とは違い、すぐには見直しがされることはないでしょう。2022年度の輸送密度は327なので、備中神代-備後庄原間よりかは数字がよいです。このクラスでも鉄道がその持っている能力を発揮できるかは大きな疑問ですが(地元が責任を持つ第三セクターならともかく、株式を上場しているJRや大手私鉄だと、この数字の数倍ないといけないでしょう)、少なくとも当面は廃止になることはないでしょう。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/geibisenbingoshobara/)
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