豊見城に次世代交通システム?
豊見城市はベンチャー企業のジップ・インフラストラクチャー(本社:秦野市)と組んで、次世代交通システムを導入することを考えています。
導入を考えている区間は、ゆいレールの赤嶺から瀬長島を経て、豊崎まで。豊見城市は瀬長島の観光拠点化を進めていますが、そこへのアクセスが問題になっています。渋滞が問題になっているのです。それを解決するための手段が次世代交通システムなのです。
さて、次世代交通システムとはどういうものでしょうか? ロープの軌道の上を電気自動車が走り、その下に12人乗りのゴンドラみたいな車両がぶら下がります。上の車を除くとロープウェイのように見えますが、既存のロープウェイとは違って、カーブを自由に曲がることができます。建設費は既存のモノレールの1/5程度の1キロ当たり15億円です。モノレールとは違って、地上に近いところを走るようです。まだ実用化されていませんが、ジップ・インフラストラクチャーの実験施設ではすでに人を乗せた状態での実験走行に成功しています。
何分初めての乗りものなので、国の許認可が必要になります。それも含めて2026~2027年度に開業させる予定のようですが、ほかにはない交通機関ですので、国の許認可も通常より難しくなるでしょうし、コストもかかります。開業しても早くほかのところに展開させないと(ジップ・インフラストラクチャーは東南アジアなど海外に展開することを考えているようです)、採算が取れないでしょう。スカイレールが記憶に新しいところです。リゾート客に採算を考慮した高い料金を請求するならともかく、公共交通ならそこまで無茶なことはできないでしょうから。
(参考:沖縄タイムスホームページ https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1238906)
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