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美祢線、河川の改修を行わないと復旧はできない

 6月末の大雨で美祢線(厚狭-長門市間)と山陰線(長門市-小串間)は大きな被害を受け、運休しています。美祢線は80か所で橋梁、路盤、バラストの流出がありました。山陰線の被災箇所は69か所です。

 どちらもすぐには復旧できないようですが、より深刻なのは、美祢線。美祢線は2010年にも同様の被害が起きています。今回と同じように川の水位上昇や氾濫が原因なのです。単純に復旧させるだけでは、同じような災害が起きたときに、また被害を受けます。

 そこでJR西日本は、行政サイドで厚狭川の河川改修などといった根本的な対策を行い、それをしてからでないと運転の再開をすることはできないというのです。ある意味当然の話とも言え、「廃止する」と明言されていないだけ、地元にとってはまだ良い、と言えるところでしょう。

 当然ながら、河川の改修をするなら、それは行政がやることになり、すぐにはできません。復旧にはかなりの時間を要すると思われますが、需要の少ない路線なので、バスで対応すれば良いでしょう。特急や貨物列車がなく、2022年度の輸送密度が377人という路線なので、そもそも民間企業たるJRが運営しなければならないという路線ではなく、地元の積極的な姿勢がない限り、廃止になってもやむを得ないでしょう。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/128309、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20231001-OYTNT50035/)

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