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年末年始の「のぞみ」は全車指定席に

 東海道・山陽新幹線の主役は「のぞみ」。指定席が主体で、自由席は16両編成中、3両のみです。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始といった3大ピーク時には、指定席は早々と売り切れ、始発駅の自由席の前には行列ができます。多くの人が数少ない自由席に乗ろうとするので、乗り降りに時間がかかり、列車が遅れることもあります。また、途中駅からは座ることができません。

 そこでJR東海及びJR西日本は、3大ピーク時において、全ての「のぞみ」を全車指定席にすることにしました。最初に全車指定席になるのは年末年始で、12月28日から2024年1月4日までです。全車指定席となることによって、指定席の数が1列車当たり約2割増え、指定席が取りやすくなります。自由席がなくなるので、自由席を求めて並ぶ必要はありませんし、列車の定時運行にも資することになります。

 それでは、指定席を取らない人はどうすれば良いのでしょうか? 「ひかり」、「こだま」、「みずほ」、「さくら」には3大ピーク時でも自由席がありますから、これに乗っていくことはできます。「のぞみ」でも、普通車のデッキ等で立っていくのなら、乗ることができます。と言うことは、指定席のデッキも、立席の人で混むということになります。デッキだけとはいえ、せっかくの指定席なのに立っている人がいて快適な旅ができないという問題があります。デッキに立つ人の数によっては、乗り降りに時間がかかり、定時運行が維持できないということもあります。

 結局のところ、混雑状況に応じて(インターネットでの)運賃、料金を変えないと3大ピーク時の混雑緩和は難しいのでしょう。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042944.pdf)

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