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久大線の新しい観光列車は「かんぱち・いちろく」

 JR九州が2024年春から久大線で走らせる観光列車。その名前が決まりました。それは「かんぱち・いちろく」です。博多から由布院経由で経由で別府に行くのが「かんぱち」、別府から由布院経由で博多に行くのが「いちろく」です。

 ところで、「かんぱち」、「いちろく」はどこから来ているのでしょうか? 人名です。麻生観八、衛藤一六の2氏から来ています。その2人を何をした人なのでしょうか? 麻生観八は酒造業を営み、久大線の敷設運動を始めた人。長い運動の末、久大線をつくる法案が可決され、建設が始まりましたが、完成する前に亡くなってしまいました。そして、衛藤一六は銀行の頭取で、久大線の線路を由布院に寄せるように働きかけた人です。由布院が観光地として発展するきっかけをつくったと言えます。「かんぱち・いちろく」は「いさぶろう・しんぺい」を改造してつくりますが、列車名が人名という特徴も引き継ぐことになります。

 ちなみに、「かんぱち・いちろく」は3両編成で、「いさぶろう・しんぺい」の車両が1号車、3号車になります。そして、キハ125が2号車になります。キハ125はビュッフェになります。そでに小倉総合車両センターに入場し、改造工事が始まっています。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2023/10/26/20231026_d_s_kampachi_ichiroku.pdf)

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