« 2024年3月ダイヤ改正発表(5)(JR東海、山陽新幹線) | Main | 2024年3月ダイヤ改正発表(7)(JR四国、JR貨物) »

2024年3月ダイヤ改正発表(6)(JR西日本)

 在来線特急では、「やくも」と「スーパーはくと」の改善がなされます。「やくも」は週末を中心に運転していた臨時列車が、毎日運転の列車となります。1日15往復です。新車の273系は2024年4月6日から順次投入します。6月までに全44両の投入が完了しますが、その44両が投入された後も381系が使われることがあるようです。「スーパーはくと」も週末を中心に運転していた臨時列車を毎日運転します。合わせて増発も行い、1日8往復になります。ただし、そのうち6往復が大阪発着となります。大阪発着にすることによって、増発できるようにしたのです。「スーパーはくと」は大阪に直通することも武器のひとつなので、姫路打ち切りという極端なことではなく、大阪発着なら問題はありません。そのほか、「はるか」は全ての列車が定期列車として運転され、「南紀」はJR西日本エリアの新宮-紀伊勝浦間について、ワンマン運転とします。末端区間の短距離なので、車掌がいなくても問題はないのでしょう。

 今回、有料座席サービスが充実するのは奈良方面。これまで定期の特急列車がなかった奈良県ですが(一時期は名古屋と東和歌山(現:和歌山)を関西線経由で結ぶ「あすか」という特急がありました)、平日の朝夕通勤時間帯に特急が新設されます。奈良-大阪・新大阪間を大阪環状線経由で結ぶ「らくラクやまと」です。奈良7:16発と新大阪19:43発です。途中停車駅は、郡山、大和小泉、法隆寺、王寺、久宝寺、天王寺、大阪です。287系もしくは289系が使われるようです。「快速 うれしート」も増えます。平日は朝ラッシュ時に3本増え、休日は朝に5本、夕方に2本設定されます。平日、休日とも大阪行きの片道だけで、大阪環状線経由が3本、おおさか東線経由が4本です。休日は観光で奈良に遊びに行った帰りに使うことができます。新大阪-姫路間の「らくラクはりま」は運転区間を延長し、京都-網干間になります。姫路-網干間は英賀保、はりま勝原に停まります。米原方面への特急、「びわこエクスプレス」の列車名を「らくラクびわこ」に変更します。阪和線では、夕方以降の和泉府中に停まる「くろしお」を増やします。インバウンドで多くの人が利用する嵯峨野線については、日中に京都-嵯峨嵐山間の普通を増発します。京都-嵯峨嵐山間は快速が毎時1本、普通が毎時4本の合わせて5本になります。おおさか東線では、直通快速が城北公園通に停まります。

 宇野線茶屋町-宇野間は日中、基本的には1時間間隔となります。ただし、茶屋町13時台と宇野12時台の運転はありません。この時間帯は2時間開くことになります。山陰線の鳥取-米子間、松江-宍道間及び木次線において、普通列車は終日ワンマン運転を行います。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2023/12/page_24058.html)

| |

« 2024年3月ダイヤ改正発表(5)(JR東海、山陽新幹線) | Main | 2024年3月ダイヤ改正発表(7)(JR四国、JR貨物) »

鉄道」カテゴリの記事

JR西日本」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 2024年3月ダイヤ改正発表(5)(JR東海、山陽新幹線) | Main | 2024年3月ダイヤ改正発表(7)(JR四国、JR貨物) »