2024年3月ダイヤ改正発表(4)(JR東日本首都圏)
首都圏の在来線特急で大きく変わるのは、千葉方面。「しおさい」に「成田エクスプレス」用の車両、E259系を投入します。デザインを変更したのはこのことを想定してのことだったのでしょうか? これにより、「しおさい」はE259系もしくはE257系(5両編成)で運転されることになります。「わかしお」や「さざなみ」もE257系の5両編成に統一され、255系での定期列車での運転がなくなります。平日朝夕の時間帯の特急も増え、停車駅も増えます。しかし、全般的に見れば本数は減ります。特に休日の本数は減ります。
「しおさい」は全列車が船橋に停まります。また、「しおさい」は四街道、「わかしお」は土気、「成田エクスプレス」が千葉、佐倉に停車するものが増えます。反対に新宿に乗り入れるものについては、秋葉原や津田沼を通過します。これまでほかの特急に比べて高い料金設定であった「成田エクスプレス」ですが、途中停車駅が増えたからでしょうか、特急料金を2種類に分けます。利用区間に成田空港、空港第2ビルを含む場合と含まない場合に分かれます。含まない場合は「しおさい」などほかの房総方面特急と同じ料金体系になります。
ほかの特急に関して言えば、「富士回遊」が1往復増え、4往復になります。「成田エクスプレス」は中央線への乗り入れを取りやめます。八王子方面へは新宿で乗り換えです。仙台発着の「ひたち」の運行時刻が変わりますが、運行本数の変動はありません。「踊り子」は網代に停まらなくなります。
普通列車に関して言えば、横浜線は平日、休日ともに根岸線への直通列車が増えます。南武線で日中に走っている快速の始発駅発車時間を川崎発は0分と30分、立川発は15分と45分というようにわかりやすくします。鶴見線はE131系全8編成の投入が完了し、ワンマン運転を始めます。相鉄・JR直通線は夜間の本数を減らします。3月に開業した相鉄・東急直通線に客が流れているようです。中央線では東京-大月間の直通運転を日中を中心に増やします。平日早朝の快速(立川を5:45~6:45に出るもの)について、途中の待避駅の変更により所要時間を最大7分短縮します。東北線や高崎線の夕方や夜間の快速を各駅停車に変更します。常磐線では土浦-友部間でワンマン運転を行います。E531系5両編成のものがワンマン運転の対象となり、日中のものがワンマン運転となります。
京葉線は日中を除き、通勤快速や快速を全て各駅停車に変更します。平日も休日も各駅停車になります。外房線や内房線に直通するものも例外ではなく、各駅に停まります。このことに対して千葉県や千葉市の反発が強いですが、快速の混雑緩和及び通勤快速の利用者が少ないことが背景にあるようです。通勤快速は停車駅が少なすぎて、京葉線沿線の人が使えないからでしょうか?
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2023/timetable/、NHKホームページ https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/article/018/04/、カナロコ https://www.kanaloco.jp/news/economy/article-1043745.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 東京メトロ有楽町線延伸区間と東武伊勢崎線、直通運転へ(2025.04.18)
「JR東日本」カテゴリの記事
- 小湊鐵道と久留里線を結ぶバスツアー(2025.04.16)
- JR東日本に新幹線特化の予約サービス(2025.04.10)
- 「カシオペア」、6月に完全引退(2025.03.29)
- 羽田空港アクセス線に加算運賃設定か?(2025.04.06)
- JR東日本の新幹線荷物輸送は、大口輸送なら平日は毎日取り扱い(2025.04.03)
Comments