JR九州、指宿枕崎線指宿-枕崎間について議論を求める
鹿児島中央から指宿を経て、枕崎まで行く指宿枕崎線。鹿児島中央のほうは利用者が多く、鹿児島中央-喜入間の輸送密度は8346人ですが(2019年度の数字、以下同じ)、喜入-指宿間は2405人、指宿-枕崎間はたったの277人です。分割民営化時の1987年度は942人でしたから、3割ほどになっています。
こんな数字では、とても鉄道として維持できる数字ではありません。そこでJR九州は、鹿児島県や沿線自治体(指宿市、南九州市、枕崎市)に対して、議論をする場を設けることにしました。将来の地域交通のありかたを議論するのです。
沿線自治体としてはこのままJR九州に維持させるというのが楽な道ですが、正直言ってこの程度の数字では鉄道としての将来はありません。現状を踏まえて、適切な交通機関にすることが求められています。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231130/k10014273561000.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC307P00Q3A131C2000000/、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/company/info/data/pdf/2019senku.pdf)
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Comments
なぜ942人が277人になったのか原因を分析してほしいです。それをきちんと踏まえれば最適な形は求まると思います。
単純にJR九州が維持すれば良いのではなく、単純なバス・タクシー転換でもないのかもしれません。
使いやすい公共交通は地元からも観光客からも好まれます。これまでの枠にとらわれない議論を進め、最適な形を見出してほしいです。
Posted by: SKY | 2023.12.07 08:10 PM
SKYさん、こんばんは。
* なぜ942人が277人になったのか原因を分析してほしいです。
ほかの路線も見てみると、元々利用者の少ない路線のほうが減りは激しいです。
* 単純にJR九州が維持すれば良いのではなく、
この数字では誰がどうやっても、鉄道として維持できる数字ではありません。JRに押しつけるのではなく、抜本的な見直しが必要です。
Posted by: たべちゃん | 2023.12.07 10:33 PM