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JR北海道の2024年3月ダイヤ改正に関する続報(2)

 昨日の記事では書けなかった、札幌近郊の快速について書きます。

 2024年3月のダイヤ改正では、インバウンドの回復などにより今後も新千歳空港を利用する人が増えると見込まれるので、快速「エアポート」を増発します。日中時間帯(9~16時)は毎時1本増発し、6本体制とします。

 ただし、これまでは朝晩にごく一部だけ走っていた特別快速を除いて停車駅は同じでしたが、今回から3パターンに分かれます。まず、6本あるうちの1本が特別快速になります。小樽方面発着で、札幌-新千歳空港間の途中停車駅は新札幌、南千歳のみです。2本が区間快速になります。札幌-北広島間は新札幌のみに停車し、北広島-新千歳空港間は各駅に停まります。残り3本が快速で、札幌-新千歳空港間の途中停車駅は新札幌、北広島、恵庭、千歳、南千歳です。このうち1本が小樽方面発着です。つまり、6本の「エアポート」は1本が小樽方面発着の特別快速、3本が快速(うち1本が小樽方面発着)、2本が区間快速です。列車によって札幌-新千歳空港間の所要時間が大きく異なることになりますが、特別快速は最速約36分(朝晩のように速くは走ることができないようです)、区間快速は最速約43分なので、区間快速が後続の特別快速等に抜かされるということはないと思われます。

 普通列車は札幌-北広島間に毎時2本走らせます。また、毎時1本程度、千歳-苫小牧間に普通列車が走ります。日中に関しては札幌から苫小牧に行く普通列車はなくなりますが、これまでも快速と普通の速度差から一部区間は「エアポート」を使っていたと考えられ、特に問題はないでしょう。北広島-千歳間を走る普通列車はなく、区間快速がその役割を果たします。

 函館線では、桑園に「ニセコライナー」を含む、全ての快速が停まります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20231115_KO_airport.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/129349)

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