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JR西日本にもQRコード

 QRコードのサービスを行うのは、関西の私鉄だけではありません。JR西日本もQRコードのサービスを導入します。

 QRコードのサービスを導入するのは2024年度下期以降、この4月から自動改札機にQRリーダーを設置していきます。QRコードのサービスを提供する範囲は、近畿圏在来線駅244駅。長浜、山科、亀岡、宝塚、和田岬、姫路、木津、高田、東羽衣、関西空港、和歌山を結ぶ範囲です。このうち自動改札機のある211駅にQRリーダーを整備し、QRリーダーのない駅には駅にQRコードを掲示しているので、利用者が読み取って使います。

 どうやって使うのでしょうか? まず、「KANSAI MaaS」アプリ、「tabiwa by WESTER」、「インバウンド向けQRサービス」で周遊券などのQRチケットを購入します。そうすると、スマホにQRチケットが表示されるので、それを自動改札機などにかざして使います。なお、「KANSAI MaaS」アプリは私鉄も参加しているので、私鉄も一緒になった切符をつくることもできます。

 すでに近畿圏では「ICOCA」等の交通系ICカードの利用率が9割にも上っています。問題は残りの1割をどうするかです。まずは周遊券からQRコードのサービスを始めますが、将来的には長距離の切符を含めたすべての切符に及ぶことでしょう。JR他社との規格統一は当然必要でしょうが、ここまでいけば、駅の自動改札機の機能は簡略化でき、コストの削減を図ることができます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231220_00_press_qr.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/231220_kaiken_2.pdf)

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