京葉線、朝の快速は2本だけ残す
JR東日本は3月16日のダイヤ改正で、京葉線の快速を大幅に減らすことを考えていました。平日も休日も快速が走るのは昼間だけで、朝夕は全て各駅停車だけになってしまいます。ところがこの新ダイヤが地元の反発を受けていました。そこでJR東日本は一旦決まったダイヤを変え、朝に2本だけですが快速を走らせることにしました。
快速2本は、平日、休日ともに、内房線、外房線から京葉線に直通する列車。蘇我発6時台に走ります。元々は各駅停車として走らせる予定のものでしたが、それを快速に振り替えたのです。通過駅が多すぎて逆に空いていた通勤快速の復活はなりませんでした。
主要路線が複々線ばかりのJR東日本では、快速と各駅停車の走る線路が別々になっていることが多く、うまく緩急接続を行うというノウハウが他社に比べてないのかもしれません。東京だと単純に快速を走らせるだけでは快速に利用者が集中してしまい、快速と各駅停車とでは混雑度合に差が出てしまうので、利用者が多すぎる東京では難しいのでしょう。また、蘇我を出ると新木場までノンストップの通勤快速は停車駅が少なすぎ、そんな列車なら有料の特急に置き換えたほうが儲かるのかもしれません。後は、千葉はアクアラインへの大盤振る舞いのように道路にはお金を出すものの、鉄道にはそのようなことはないので、JR東日本も厳しい態度にならざるを得ないという側面もあるのかもしれません。アクアラインによって房総の特急はボロボロになってしまったのですから。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2023/chiba/20240116_c01.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/130448)
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