「相撲列車」廃止
大相撲は年6回行われますが、半分の3回は東京以外の地方で行われます。大阪、名古屋、福岡です。
そのとき、力士はどうやって移動しているのかと言えば、新幹線。力士や行司など200人以上が一本の列車に乗り、移動します(1両単位で貸切になっているようです)。大阪や名古屋はともかく、福岡でも新幹線で移動します。5時間ほどかかる長時間の移動ですが、航空機と違ってシートベルトをする必要がなく、車内の移動がしやすいので、新幹線のほうが良いのでしょう。ただし、十両以上にならない限り、大柄な力士でも普通車にしか乗ることができません。当然ながら1人1席です。
話が長くなりました。この力士の乗った列車は「相撲列車」と言われ、地方場所の開催を告げるものとなっていました。しかし、この「相撲列車」、2023年の九州場所が最後になってしまいました。3月の春場所は設定されません。
なぜなのでしょうか? 実は新型コロナウイルスの影響で、「相撲列車」というかたちでの集団移動は行われないようになっていたのです。相撲部屋ごとに個別で移動していました。2023年の名古屋場所から「相撲列車」は復活しましたが、個別での移動の流れは止まりませんでした。7割の部屋が単独で移動していたのです。そこで「相撲列車」を廃止することにしたのです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/DA3S15853836.html、東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/417082)
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