敦賀で8分乗り換えは難しい?
北陸新幹線が敦賀まで延伸すると、関西や名古屋からの特急は金沢まで行かず、敦賀で乗り換えることになります。1階の在来線ホームと3階の新幹線ホームを行き来することになります。
さて、実際に乗り換えるとどれぐらい時間がかかるのでしょうか? 1月18日のことですが、社員ら約900人が乗客役となって、新幹線から特急に乗り換えるという模擬訓練が行われました。約900人という人数は、12両編成の「つるぎ」を想定してのことです。ところが、敦賀での乗換時間は最短8分なのですが、模擬訓練では9両編成の「サンダーバード」で13分もかかってしまいました。新幹線から在来線に乗り換えるのに2階の中間改札を通る必要があり、改札に近いエスカレータに乗客が殺到してしまったのです。
実際には、乗り換えている乗客がいる間に、接続する列車が発車してしまうことはないでしょう。ただし、在来線から新幹線に乗り換えるときは「つるぎ」の発車を遅らせればそれで解決するのですが、逆はそう単純ではありません。京阪神などの在来線のダイヤに影響を及ぼします。何とかして乗換時間を圧縮しないといけません。訓練で見つけた課題を潰していく必要があります。実際には、高齢者や車椅子の人などさらに時間がかかる要素も出てくるので、そういう人たちを速く乗り換えさせることを考えないといけません。
本当なら北陸新幹線を新大阪まで全線開業させるのがベスト、その次が在来線を新幹線ホームに引き入れることですが(車両基地のあたりならそれほどの高低差はなさそうです)、時間とお金はかかります。そうなったら次善の策として、中間改札の廃止を考えても良いのかもしれません(代わりに敦賀の新幹線、特急ホームと普通列車ホームとの間に中間改札を置きます)。これなら中間改札の場所を気にすることなく、乗り換えができます。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240118-OYO1T50070/)
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Comments
そもそも、武雄温泉やかつての新八代では中間改札なかったのに、なぜ敦賀は中間改札を設けるのでしょうか?
ICカード乗車が普及している現状では、中間改札なくすのは難しいかもしれませんが、敦賀は武雄温泉と同じにすべきでしょう。
それから、訓練の実態は見ていませんが、エスカレーター乗降りは、片側を空けていなかったでしょうか?
名古屋でも最近エスカレーター歩行を禁止し、両側に立ち止まって乗るよう呼び掛けていますが、関西あたりでは、一応ステッカーを張っているけれど、誰も守っていないのが現状です。
出退勤時などを除き、片側は空いているため、長い列ができることが多いです。
新幹線の場合、大きな荷物を抱えた旅行者が多いこともあり、エスカレーターを歩行する人はほとんどいないと思われます。
また、「つるぎ」と「サンダーバード」等は全員の乗降りが済むまで発車しないはずなので、敢えてエスカレーターを歩行する必要はないはずです。
Posted by: かにうさぎ | 2024.02.04 07:42 PM
かにうさぎさん、おはようございます。
* そもそも、武雄温泉やかつての新八代では
私も、新幹線と特急の間の中間改札は不要と思っています。
* それから、訓練の実態は見ていませんが、
参考にした記事に載っていた写真を見たところ、概ね2人並んで乗っていたように見受けられました。訓練だからできたのでしょう。
人間心理として先を急ごうとするのは否めないですから、エスカレータを歩いても歩かなくても乗るのは同じ列車になることをPRしないといけないでしょう。うまくすれば1本早いのに乗ることができるかもしれない朝の通勤列車とは違います。
Posted by: たべちゃん | 2024.02.05 06:40 AM