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阪急と北大阪急行の有料着席サービス

 阪急と北大阪急行、2つの会社の有料着席サービスについての話です。

 阪急はもちろん、「PRiVACE」。7月に運行を開始することが決まりました。座席指定料金は500円で、専用のWEBサイトで予約します。車内には専属のアテンダントが添乗し、座席への案内などを行います。

 車体はマルーンをベースにしていますが、下に細いゴールドの帯があり、中央にある扉も通常のものとは違います。ステンドグラスをイメージしたデザインとのことです。車内に入ってからも、出入口部分は壁面下部や床は落ち着いた木目調の素材を、壁面上部には大理石調の素材をそれぞれ施したデザインとなっていて、それをダウンライトで柔らかく照らしています。上質な空間を演出しています。

 客室に入ります。座席は阪急らしく、ゴールデンオリーブの緑の座席です。座席は2列+1列の3列で、これまでの一般車両に比べて座面幅と足元のスペースを広く取っています。リクライニングシートですが、リクライニングに座面が連動する機能を持たせています。そして、2列シートのほうには、中央に大きめのパーテーションがあります。隣の人から見えにくくなっていて、座席1列ごとに配置した窓とともに、プライベート感を出しています。床にはカーペットが敷かれ、静粛性にも配慮しています。

 もうひとつの有料着席サービスは、3月23日に箕面萱野まで延伸される、北大阪急行。相互直通運転するOsaka Metroもロングシートの通勤車両しか持っていないのですが、その北大阪急行が有料着席サービスを考えているのです。阪神が2022年の年末から2023年の年始にかけてロングシートの車両で有料着席サービスをしていたという実績がありますから、できないことはないのですが、実現すれば非常に珍しいケースになります。
(参考:阪急阪神ホールディングスホームページ https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/74eabd13ce13f46e4fab4651cb966f428ee45e03.pdf、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO036741/20240115-OYTAT50028/)

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