日田彦山線BRTは好調のよう
2023年8月28日に運行を開始して、半年余りが過ぎた、日田彦山線のBRT。利用状況はどうでしょうか?
代行バスのときに比べて、好調のようです。代行バスのときは1日約60人でしたが、2023年8月28日の開業から2024年1月末までの約5か月間の1日平均は約320人。開業当初のお試し的な需要はあるでしょうが、豪雨前の鉄道時代の輸送密度、131人を大きく上回っています。全体としてはうまくいっているのでしょう。
ただし、課題もあります。BRTは基本的には利用しやすいように鉄道のルートにこだわらずに停留所を設置していますが、沿線自治体のひとつ、東峰村はBRTについて、定時性とスピードを重視したため、鉄道跡の専用道をそのまま使い、駅も増やしていません。そのため、地元の利用者からすれば使いづらくなっているようです。中には、72段ある石段を登らないといけないところもあります。
そこで東峰村は約2.4億円をかけて、村内の3駅の改修を行うことにしました。72段の石段がある大行司はスロープカーを整備し、高齢者や車椅子でも使えるようにします。しかし、3駅とも1日の利用者は15~30人しかいません。結果論ですが、住民などが使いやすいように、集落の近くに停留所を設けたほうが良かったとも思えます。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240228-OYTNT50199/、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/ea091f60836abf7fe7ba3d80c9df79b4ee5cf8c9)
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