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津軽線蟹田-三厩間の受け皿はNPO?

 津軽線蟹田-三厩間は、2022年の大雨で被災し、運休が続いています。この区間は利用者が少なく、とても鉄道で維持できるような状況ではありません。

 そこでJR東日本は、蟹田-三厩間廃止後の受け皿として、NPOをつくるという案を出しました。NPOはJR東日本が主体となって設立し、そこに蟹田-三厩間を走るバスのほか、沿線自治体が走るほかの町営バスとも一体化します。鉄道廃止後の代替バスとそのほかの町営バスを一体化することにより、コストの低減を図ることができるのです。NPOは少なくとも18年以上の長期の運営を行い、地域交通の維持を目指します。JR東日本によれば、このように鉄道廃止後の代替交通として新組織をつくり、自治体と共同運営するのは全国的に見ても珍しいようです。

 この区間についてはまだ最終的な決定はなされていませんが、沿線には新幹線の駅(奥津軽いまべつ)があり、龍飛岬という著名な観光地もあります。ただ単に鉄道時代と同じようにバスを走らせるだけでなく、地元の人や観光客も使える公共交通機関を目指さないといけないでしょう。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20240228-QL47WE7HUNKUBKVQ577WAPXQ4U/)

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