松山では特急が1本のホームに2本停まる
基本的に1本のホームに停まるのは1本の列車のみです。2本停まる例はあまりありません。衝突の危険性が高まるからです。しかし、松山では1本のホームに2本の特急が停まります。ひとつは岡山・高松方面に、もうひとつは宇和島方面に向かいます。
なぜそういうことをするのでしょうか? その理由は松山のホームが列車本数に比べて不足していて、ホームを効率的に使うためです。予讃線は1993年に伊予市まで電化されましたが、それより西は非電化のままです。岡山・高松方面の特急は電車になりましたが、宇和島方面はディーゼルカーのままです。また、特急は改札の目の前の1番線に停まります。2本の特急を1番線に停めることによって、岡山・高松方面も宇和島方面もともに階段やエレベータを使うことなく、目の前のホームで乗り降りできるのです。衝突させないように2本の列車を停まるのには細心の注意を払う必要がありますが、これまでのところ、衝突事故は起きていません。
しかし、このような1本のホームに2本の特急を停めるのは、この秋までです。実はこの秋に、松山が高架化されるのです。高架化後の松山は2面4線あり、今より乗り場の数が増えますので、1本のホームで2本の列車を停める必要はありません。今の松山のように1番線に無理して停まる必要はありません。高架化後は、岡山・高松方面と宇和島方面は対面で乗り換えます。ホームを横切れば、乗り換え先の列車です。今のようにホームを150メートル以上も歩く必要はなくなります。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS1V5JQFS19PTLC005.html)
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