田村市、職員の時差出勤導入で磐越東線の利用者増を狙う
定期券は割引があるのでお金はあまり入ってこないのですが、毎日使ってくれるので、利用者を増やす効果はあります。観光客のようにたくさんお金は使ってくれませんが、利用回数が多いというのは長所です。
その通勤客を当てにして利用者増を狙う路線があります。それは磐越東線。磐越東線は東側のいわき-小野新町間の輸送密度は203人(2022年度、以下同じ)と低いものの、西側の小野新町-郡山間の輸送密度は1847人とそれなりにいます。本数もそこそこ多く、14.5往復あります。
そして、その磐越東線を使ってもらいたいとしているのが、田村市の職員。市役所の最寄り駅は船引で、ちょうど8:25ごろに上下の列車がすれ違います。ただ、これでは定時の就業開始時刻と合いません。小野新町方面からは30分ほど前に列車がありますが、郡山方面からは1時間ほど前です。
そこで田村市は、職員が磐越東線に乗って出勤することができるように、時差出勤を導入することを考えています。夕方の列車は上下とも船引を18:11に出るので(その前は上下とも17:10発)、定時の就業終了時刻は17:15、時差出勤で就業開始を遅くしても18:11には乗ることができるので、問題ないのでしょう。
(参考:福島民友新聞ホームページ https://nordot.app/1145159126654403545?c=648454265403114593、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/rosen02.pdf)
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