京阪、中之島線の2030年延伸を断念
京阪には中之島線を延伸させる構想があります。2025年の大阪・関西万博には間に合わないものの、九条まで延ばし、そこからOsaka Metroに乗り換えて夢洲まで行くのです。2030年秋までに延ばす予定でした。
その中之島線延伸ですが、遅れることになりました。工事が遅れているわけではありません。なぜかというと、中之島線の延伸は、夢洲でカジノなどのIRができるのが前提です。それができなければ、つくる意味がないと京阪は考えています。大阪府とIR事業者が2023年秋に締結した協定によれば、IR事業者は2026年9月まで違約金なしで撤退することができます。お金を捨てることなしに撤退できるのです。確実にIRが来ることが分からないと、京阪としても大規模な投資はできないのでしょう。
また、物価の上昇や人手不足で事業費が増える危険性もあります。京阪はその意味でも慎重になっているようです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240412-OYO1T50030/)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 東京メトロ有楽町線延伸区間と東武伊勢崎線、直通運転へ(2025.04.18)
「京阪」カテゴリの記事
- 京阪、日中は12分間隔、普通は原則4両に(2025.01.11)
- 京阪、大津線の正月用フリー切符、早目に買えば得だった(2024.12.31)
- 京阪、2025年秋に値上げへ(2024.12.08)
- 京阪、2024年度中にQRコードの乗車券発売へ(2024.07.23)
- 京阪も2029年度までに磁気乗車券廃止(2024.07.06)
Comments