京阪、中之島線の2030年延伸を断念
京阪には中之島線を延伸させる構想があります。2025年の大阪・関西万博には間に合わないものの、九条まで延ばし、そこからOsaka Metroに乗り換えて夢洲まで行くのです。2030年秋までに延ばす予定でした。
その中之島線延伸ですが、遅れることになりました。工事が遅れているわけではありません。なぜかというと、中之島線の延伸は、夢洲でカジノなどのIRができるのが前提です。それができなければ、つくる意味がないと京阪は考えています。大阪府とIR事業者が2023年秋に締結した協定によれば、IR事業者は2026年9月まで違約金なしで撤退することができます。お金を捨てることなしに撤退できるのです。確実にIRが来ることが分からないと、京阪としても大規模な投資はできないのでしょう。
また、物価の上昇や人手不足で事業費が増える危険性もあります。京阪はその意味でも慎重になっているようです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240412-OYO1T50030/)
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