東海道新幹線に個室
東京、名古屋、大阪といった日本の主要都市を結ぶ東海道新幹線は、政治、経済、文化、スポーツ、芸能の面で一流の人々もよく利用します。しかし、東海道新幹線の座席はグリーン車と普通車だけで、このような一流の人用のものはありません。かつてはグリーン車に個室があったのですが、100系がなくなって消えてしまいました。
ところが、その東海道新幹線ですが、23年ぶりに個室が復活することになりました。JR東海が新幹線に個室を設けるという話は以前にもありましたが、思ったよりも早く実現することになりました。車内販売や喫煙のために使っていたスペースを有効活用するかたちでデッキ部分を改造して(そのため、座席定員は減りません)、N700Sの一部に個室を導入します。東海道新幹線には約130編成ありますが、そのうちの1割程度のみ個室が設けられるようです。定員は1~2人で、1編成につき2室を導入する予定です。個室には専用のWi-Fi、レッグレスト付のリクライニングシート、明るさの調整が可能な照明、風量の調整が可能な空調、音量の調整が可能な放送設備を整備する予定です。個室なのでゆっくりとくつろぐことができるほか、ビジネスの打ち合わせもできます。
この個室、2026年度中にサービスを開始する予定ですが、設備の仕様やサービス内容、運転区間、価格等の詳細については、まだ決まっていません。ただJR東海としては、JR西日本と協議して、博多まで走らせたいようです。乗ってはみたいですが、個室の数が少ないので当分は難しいかな?
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043528.pdf、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS4K34BFS4KUTIL014M.html、タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/tokaido-koshitsu2024/)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JR東海」カテゴリの記事
- 「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」、休日の翌日も利用可能に(2025.02.27)
- リニアが開業すれば、静岡や浜松に「ひかり」が1時間に2本停まる(2025.03.02)
- 「EXサービス」見直しで、一部商品は大幅値上げへ(2025.01.31)
Comments