高速道路、時間帯によって料金を変える
高速道路はいつ乗っても料金が変わらないのが原則。しかし、政府は渋滞緩和のため、高速道路の料金について、時間帯によって料金を変える「ロードプライシング」を本格的に導入する方針です。
この「ロードプライシング」、全くの新しい話ではありません。2021年の東京オリンピック・パラリンピックの際、首都高速で行われましたし、現在もアクアラインにおいて、2024年度末までの社会実験として行われています。通常、ETCで800円のところ、休日の上り線では13~20時の間は1200円と高くし、20~24時は逆に600円と下げています。これにより、混雑が予想される時間帯からの移行を狙っています。これを拡大して、全国に展開しようとしているのです。
まず、2025年度はアクアラインで料金の変動幅を広げます。そして、2026年度からは順次、路線を拡大させます。なお、この「ロードプライシング」の導入には料金所のETC専用化が前提になるようで、ETC専用化は2030年度ごろまでに実現させます。また、これによって通勤で高速道路を使う人が困らないよう、特定区間を多く利用する人の高速料金を最大半額にする「定期パス」の制度を全国に拡大します(現在は一部の道県で試験導入中です)。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240505-OYT1T50114/)
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