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3Dプリンタで駅舎をつくる?

 JR西日本グループのJR西日本イノベーションズは、日本初の3Dプリンタ建設技術を持つセレンディクス株式会社(本社:西宮市)に出資を行い、資本業務提携を行いました。

 なぜ資本業務提携を行ったのでしょうか? セレンディクスの売りは、圧倒的なスピードで建てることができること。規模にもよりますが、1日でできるようです。工期が短くなれば、その分、人件費も減ります。セレンディクスの3Dプリンタ住宅はコンクリート製なので、木造に比べて長期間の使用が可能であり、高い耐震性も備えています。

 JR西日本はこの技術を使って、2024年度中に無人駅1駅の建て替えを行います。関西地方のローカル線の駅を建て替えるようです。3Dプリンタで駅舎をつくるのは国内初の事例になるようです。1駅を建て替えた後、建設コストや施工期間などを検証して、ほかの駅舎や鉄道施設に適用できるか検討を行います。

 大都市圏の駅や地方でも特急が停まるクラスの駅ならともかく、利用者が少ない無人駅クラスなら、このような駅舎で十分でしょう。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240522_1100_press_serendix.pdf、セレンディクスホームページ https://note.com/handakunihiro/n/nc20eddcf87fb?magazine_key=md8a474e032cb、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF20C2E0Q4A520C2000000/)

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