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「ドクターイエロー」の後継はN700S

 「ドクターイエロー」が引退した後、「ドクターイエロー」が行っていた検査の機能を担うのが、N700S。このN700Sについて、JR東海から発表がありました。

 JR東海は2026年度から2028年度にかけて、N700Sを17編成追加投入します。2026年度が4編成、2027年度が7編成、2028年度が6編成です。この追加投入が完了すると、JR東海のN700Sは76編成になります。

 今回投入するN700Sの特徴を挙げていきます。まず、今回投入するN700Sの一部には、営業車検測機能を備えています。これまで「ドクターイエロー」が行ってきた検査を行うことができます。営業用の車両を使うので、「ドクターイエロー」と同等以上の検査を頻繁に行うことができます。その他安全性・安定性の向上、異常時対応能力の強化に関しては、飛来物検知機能の搭載、車両データ伝送機能の強化、バッテリによる空調稼働機能の追加があります。停電したときでもバッテリで空調を稼働させることができます(空調の稼働時間は数十分です。また、モータに給電して自走させる機能との併用はできません)。環境負荷の軽減に関しては、再生アルミ部材の適用範囲をさらに拡大し、車体側面の一部にも使います。架線電圧を維持する機能を搭載します。東海道新幹線を走る全ての車両にこの機能が付いたら、二酸化炭素の排出量が年間約1万トン減るようです。車内整備作業の省力化のため、車両整備のときに客室の座席を自動で転回させる装置を一部の車両(車両設計上の制約により、グリーン車、3号車、6号車は対象外です)に備えます。また、既存のN700Sにも、飛来物検知機能の追加、車両データ伝送機能など、一部機能を追加する工事を行います。

 そして、今回投入するN700Sから、個室が設けられます。2026年度以降には、既存の一部N700Sにも個室が設けられます。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043624.pdf)

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