阿武隈急行、宮城県側でバス転換等検討へ
阿武隈急行は福島、宮城の両県に跨がる第三セクター。しかし、以前にも記事にした通り、阿武隈急行の経営状況が悪化しています。
特に問題なのは宮城県側。このまま電化鉄道を維持するかどうか考えているようです。非電化、BRT、バス、BRTとバスの併用の4案を候補に、今後どうするかを考えていくようです。10月までに沿線自治体と意見をとりまとめる予定です。特に宮城県柴田町は存続に消極的なようで、2023年度分の補助金、2358万円の支払を拒否しています。柴田町はほかの市町と違い、阿武隈急行は町にとって重要な路線ではありません。阿武隈急行が廃止になっても、メインの東北線は残るので、困ることはあまりないのでしょう。
もっとも、福島県側はこのまま電化鉄道を維持します。福島近辺は通学のほか、通勤の利用もあるので、鉄道を維持する価値があるようです。福島県、福島市、伊達市は共に鉄道を維持する方針で一致しています。このままの姿で阿武隈急行が残るか、福島県内のみの鉄道になるのかは宮城県側が鍵を握っているのです。
(参考:福島民友新聞ホームページ https://www.minyu-net.com/news/news/FM20240601-861330.php、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240611-OYT1T50019/)
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