三重交通の松阪熊野線が廃止?
大和八木と新宮を結ぶ奈良交通の八木新宮線は日本一長い路線バスとして知られていますが、本州で2番目に長い路線バスも紀伊半島にあります。松阪と熊野の間、約136キロを結ぶ松阪熊野線です。かつては国道を走る路線バスながら、停まる停留所の少ない特急バスだったのですが、2018年に普通の路線バスになりました。今は約4時間半かけて1日3往復しています。
この路線バスですが、2025年3月に廃止されることになりました。理由は利用者数が少なく、赤字であること。松阪熊野線は1日平均約90人が利用しているとのことですが、その85%は松阪市から大台町までの範囲に留まり、東紀州での利用はほとんどないのです。そのため、収入が運行費用の2割弱に留まり、赤字が続いています。これまでは国や三重県からの補助金がもらえましたが、利用者数が少ないため、2024年度で打ち切られる予定でした。
松阪熊野線は10月から平日のみ1日1往復に減便し、2025年3月末で廃止されます。代替の交通機関はなく、ローカル輸送はJRに委ねることになります。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20240613/3070013054.html)
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