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「つるぎ」は遅れてもいいようにダイヤを組んでいる

 新幹線というものは遅れることがめったにないものですが、北陸新幹線の「つるぎ」は遅れることがあるようです。

 なぜ遅れるのかと言えば、京阪神地区の事故の影響で「サンダーバード」が遅れ、その影響を引きずって「つるぎ」が遅れるのです。新幹線が遅れると言うより、在来線が遅れるから新幹線が遅れるのです。新幹線開業前から、「サンダーバード」が遅れたまま金沢や富山まで走っていただけです。これを解決するには、新大阪まで全線フル規格新幹線をつくるしかありません。京都府内の問題を解決して。「つるぎ」が遅れることに文句を言うのなら、新大阪までの完全フル規格新幹線に否定的なことを言ってはいけないのです。

 もちろん、列車がダイヤ通りに走るのが好ましいのですが、どうしてもダイヤ通りいかないことがあります。それに備えるためにも、今の北陸新幹線のダイヤは上手くできています。「サンダーバード」が遅れるのならば、接続する「つるぎ」だけを遅らせて、「かがやき」や「はくたか」はダイヤ通りに走らせることができるようになっています。「サンダーバード」の遅れを東京まで波及させないようにできているのです。

 また、敦賀での乗換時間がタイトという批判もあります。これも北陸新幹線が全線開業すると解決する問題ですが、ダイヤ通りに走っている場合、金沢方面へは一本遅い「かがやき」や「はくたか」に乗ることで余裕をつくるという方法もあります。大阪方面なら一本早いのに乗れば良いのです。1時間に2~3本ある北陸新幹線だからこそできる芸当なのです。
(参考:京都新聞ホームページ https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1275188)

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