JR九州、価格変動制を本格導入
鉄道の運賃・料金の欠点は、あまりにも硬直的すぎて、需要に応じた柔軟なものにすることができないこと。「みどりの窓口」で駅員に切符をつくらせても、インターネットで自ら操作して切符を発券しても値段がそう変わらないようなら、「みどりの窓口」からの意向が進まないのは当たり前のことです。
そこでJR九州は航空機では当たり前の価格変動制を適用した切符をつくり、実証実験を行ってきました。九州新幹線博多-熊本間の「九州ネット早特7」を使って、価格変動制を適用する実証実験を3月1日乗車分から行ってきましたが、このたび、本格的に導入することになりました。価格変動制を導入することにより、利用の平準化を図ることができたからです。7月1日乗車分から移行します。
値段は博多-熊本間で3400円から4200円の範囲で変動します(正規の運賃と通常期指定席特急料金の合計は5230円)。この価格設定は、実証実験のときと変わりありません。列車ごとに値段が変わり、購入のタイミングによっても、値段が変わります。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2024/05/28/20240528_jrkyushu_netkippu_hayatoku7_dynamic_pricing.pdf)
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