JR北海道、特急全車指定席化で増収に
「すずらん」の苦境については以前に記事にしましたが、果たして特急の全車指定席化は失敗だったのでしょうか?
確かに「すずらん」は不調です。「すずらん」に関しては、切符の販売政策が悪かったのでしょう。ただ、JR北海道として悪くはないようです。
どういうことでしょうか? JR北海道が発表した2024年度の第一四半期の利用状況と収入概況によれば、主に特急列車の収入を示す、中長距離収入が前年度から6.9%増えています。主要3線区(石勝線特急南千歳-トマム間、函館線特急札幌-岩見沢間、室蘭線特急東室蘭-苫小牧間)の利用者数の平均は前年度から2.6%増えています。
また、利用者数に比べて収入が増えているということは、うまく値上げできているということでしょう。全車指定席化で定価を引き上げますが、割引切符の制度を改定して、安さを求める人にはインターネットで割引切符を提供しています。駅では割引切符を売らず、しかもインターネットの割引切符は需要に応じて価格が変動する、イールドマネジメントを導入しています。「みどりの窓口」で売る切符は割引のない正規の切符のみ、割引切符が欲しければインターネットで買う、というのはある意味望ましい方向と言えます。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/jrh202406/)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 中央線のグリーン車は10月13日から(2024.09.11)
- 小田急、新型「ロマンスカー」投入(2024.09.10)
「JR北海道」カテゴリの記事
- 10月1日から室蘭が無人駅に(2024.09.03)
- 函館線余市-小樽間の代替バスは1日125本(2024.09.08)
- 日本最東端の東根室、廃止か?(2024.08.24)
- 「沼田町夜高あんどん祭り」で留萌線に臨時列車(2024.08.12)
- JR北海道、特急全車指定席化で増収に(2024.07.31)
Comments