加古川線西脇市以北、万博終了後に見直しか?
加古川線は全線電化していますが、北側に行けば行くほど利用者が減っていきます。特に少ないのは西脇市-谷川間。2023年度の輸送密度は275人、分割民営化した1987年度の約1/5です。ちなみに、2023年度の加古川線全体の輸送密度は2556人(1987年度は3301人)、そのうち加古川-厄神間が6767人、厄神-西脇市間が2904人です。西脇市以北が極端に少ないことがわかります。
この西脇市-谷川間ですが、沿線の西脇市と丹波市は、2025年の大阪・関西万博後の時点で利用促進策の効果が乏しい場合、地域公共交通としての今後のありかたについて議論を始めることについて、JR西日本と合意しました。
西脇市以南は現状でも鉄道でやっていける数字ですが、西脇市以北は厳しい数字です。たとえ第三セクターでも、鉄道としてやっていくのは厳しい数字です。それならば、西脇市以北は諦めてでも、西脇市以南の増発などで使える鉄道にすることが重要でしょう。加古川-厄神間で1時間に1本しかないのは厳しいです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240717-OYO1T50001/、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS643TFSS64PTIL00HM.html、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2023_08.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240802_00_press_yusomitudo2023.pdf)
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