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山田線、秋に1か月運休

 例年、10月から11月にかけて、山田線は落葉等を原因とする空転により、列車の大幅な遅れが見られます。

 特に空転の発生が多いのは、上米内-川内間。かつて、山田線の始発を上米内止まりにして、盛岡近郊への遅れの波及を止めるという方策を行ってきましたが、今回、それを上回ることをします。10月15日から11月15日までの32日間、上米内-川内間を終日運休させて、盛岡-上米内間、川内-宮古間のみを走らせることにします。これにより、通勤、通学の利用が多い盛岡近郊、宮古近郊の安定輸送の提供を図るのです。

 どのようなダイヤになるのでしょうか? 盛岡-上米内間は折り返し運転を行います。一部の列車は時刻の変更があります。上米内-川内間は終日運転を休止します。ただし、回送列車は走ります。川内-宮古間は一部列車が運休し、朝夕に限り川内-宮古間もしくは茂市-宮古間での折り返し運転となります。

 代行輸送はありませんが、並行して岩手県北バスの「106特急」、「106急行」があります。このバスが振替輸送を行います。振替輸送を利用するときは、乗車券類を駅係員に呈示してから乗ることになります。ある意味1か月鉄道を運休にすることができるということは、鉄道の存在意義がないということでもあります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/morioka/20240724_mr03.pdf)

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