大井川鐵道は3年で復旧&「きかんしゃトーマス」は冷房化
大井川鐵道は2022年秋の台風で被害を受け、一部区間で運休を続けています。
この大井川鐵道ですが、鳥塚社長によれば、3年以内に全線復旧するのが目標だということです。すでに災害から2年経っているので、その期間を含めて5年以内にしたいというのが考えのようです。5年も運休の期間が続くと、ないのが当たり前ということになってしまうからです。当然ながら、復旧にはお金がかかります。約22.1億円が見込まれ、公的負担もありますが、それでも8.4億円以上が大井川鐵道の負担となります。鳥塚社長としては、親会社のエクリプス日高に相談するとともに、復旧費用を何とかして抑えることを考えています。大井川鐵道が地元の足として機能しているとは言いがたいので、観光の面から公的資金を引き出すことを期待しているようです。
また、子供に人気の「きかんしゃトーマス」については、客車を冷房化することを考えています。「きかんしゃトーマス」の客車は昭和20年代につくられたものなので、当然ながら冷房はありません。扇風機だけで、車内は暑いです。鉄道ファンなら旧型客車ということで冷房がなくても問題ではありませんが(逆に古い客車ということで評価してくれる)、そうでない人にとっては冷房がないというのは想定外で、非常識です。次の夏までに冷房化する予定です。
そのほか、いすみ鉄道やえちごトキめき鉄道での経験を踏まえ、高価格帯の観光グルメ列車を走らせます。完全予約制で、食品ロスが出ないようにします。地元の海の幸を売り物にし、値段は1.5~1.6万円を考えています。この冬にも走らせる考えです。先ほども述べたように大井川鐵道は地元の人のための交通機関ではなく、観光施設です。付加価値を付けてお金を払っても乗りたい人向けに走らせるのは良い考えでしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS8N4RG2S8NUTPB002M.html)
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