北陸新幹線敦賀-新大阪間のルートは京都付近の経路によって変わる
北陸新幹線敦賀-新大阪間の建設費が2倍近くになるという話が以前にありましたが、どれぐらいになるのでしょうか?
それは、京都付近の経路をどうするかによって変わります。小浜(舞鶴若狭道小浜インターチェンジ近くなので、これまで新幹線駅ができると言われていた東小浜よりもさらに中心部に近いところになります)や松井山手の位置はどの案も同じなのですが、京都付近の経路によって東西案、南北案、桂川案の3パターンに分かれるのです。
どのルートでも京都へは嵯峨嵐山の北から入ってきます。京都駅に併設される東西案、南北案は北西のほうから市街地に入ってくるのです。とは言っても、一番京都の中心部に入ると思われる南北案でも、二条のあたりから入ってくるのであって、京都の中心部を新幹線が突き抜けるというわけではないようです。東西案は西から京都に入るので、京都を出るといったん東に向かいます。東海道新幹線から東から京都に入るので、混乱しそうです。山科区のあたりまで行きます。南北案の場合は京都を出ると南西に向かいます。酒どころの伏見エリアは回避するようです。桂川案はそのまま南に行き、JR京都線の桂川あたりに駅をつくります。その後、3案ともに久御山町にできる車両基地を通り過ぎ、ちょっとだけ外に出てから、松井山手の手前から再び新大阪まで続く長いトンネルに入ります。なお、京都市内と松井山手-新大阪間はシールドトンネルです。京都市内の地下水が問題になっていますが、シールドトンネルは基本的に水を通さない構造で、また帯水層に対してシールドトンネルは小さいため、地下水への影響は発生しないと考えられています。
話が長くなりそうなので、いったんここで切ります。3案の比較などは、後日行います。
(参考:鉄道・運輸機構ホームページ https://www.jrtt.go.jp/project/turuhannrennrakukaigi6%20.pdf、福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2094090)
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