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一畑電車の新車、1両4億円以上

 一畑電車は、老朽化した車両を更新するため、新型車両を導入します。2016年度から2017年度にかけて導入したデハ7000系と同タイプのものを導入します。これで老朽化した2100系及び5000系、4編成8両を置き換えるのです。両数は半減していますが、2019年4月に行った乗車人員調査によれば、北松江線で平日朝ラッシュ時に使われる6運用中4運用で単行に置き換えても定員程度の乗車に留まることから、問題はないと考えています(大社線は平日朝ラッシュ時でも単行)。

 2021年時点の当初の計画では、島根県、松江市、出雲市で構成する一畑電車沿線地域対策協議会は、国の分担額を含めて約10.2億円を一畑電車に支援し、2024年度と2025年度に各2両ずつ導入することになっていました。しかし一畑電車によれば、ロシアのウクライナ侵攻などによる物価高騰で、製造費用が当初の見込みから大幅に上がるようです。支援額は約6.5億円増えて約16.7億円になります。新車の導入時期も2024年度に1両、2025年度に2両、2026年度に1両となります。

 この約16.7億円で4両をつくります。ということは、1両あたりにすると4億円余り。デハ7000系と比べるとほぼ倍。新幹線もびっくりの値段です。数が少ないということもあるようですが、中古なら単行のものはなく(改造によってつくることもできないようです)、2両編成の中古もなかったので(中間車を改造して先頭車にしないといけない)、新車のほうが安いようです。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC303ZB0Q3A130C2000000/、出雲市役所ホームページ https://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1615176989022/files/houkoku3-3.pdf)

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