JR神戸線などに「快速 うれしート」拡大&秋の連休に臨時「Aシート」
2023年10月に大和路線で走り始めた、「快速 うれしート」。朝の通勤時間帯などに最後部車両の半分をのれんで区切って、有料エリアとします。座席は転換クロスシートのままですが(席によっては反対向きのところもあります)、座席は確保されているののがメリットです。
この「快速 うれしート」ですが、10月5日からほかの路線でも走ることになりました。実験的な取り扱いと思っていたのですが、ほかの路線にも拡大するのです。新たに走るようになる路線はJR神戸線、奈良線、山陽線です。また、JR難波、大阪行きしかなかった大和路線、おおさか東線では、反対の奈良行きも走るようになります。いずれも大和路線と同じく、「快速 うれしート」は最後尾の車両の後ろ半分が有料エリアとなります。「快速 うれしート」の指定席料金は、通常期530円、閑散期330円です。「チケットレス指定席券」なら、300円です。それでは、各線ごとに見ていきましょう。
JR神戸線では、平日朝通勤時間帯の網干、姫路発大阪行きの快速4本に設定されます。いずれも舞子、垂水、須磨を通過する快速です。奈良線は平日朝通勤時間帯の奈良発京都行き区間快速2本、快速1本に設定されます。山陽線は、平日は岩国6:48発広島行きの快速「通勤ライナー」1本(設定があるのは五日市まで。五日市からは全車自由席となりますが、そのまま座っていくことができます)、休日は岩国15:39発と16:39発の快速「シティーライナー」2本に設定されます。こちらは宮島あたりでの観光帰りに便利な時間で、広島まで「快速 うれしート」の設定があります。
大和路線では、平日夕方のJR難波発奈良行きの快速5本に設定されます。おおさか東線は、平日は大阪発奈良行きを夕方の4本、休日は大阪発奈良行きを午前と夕方に2本ずつ設定します。休日は奈良への観光にも使えるダイヤとなっています(帰りの大阪行きは3月のダイヤ改正で設定されています)。
さて、リクライニングシートも備えた「Aシート」は、通常、1日6往復運転していますが、10月、11月の3連休等に臨時で1往復を追加します(定期列車に「Aシート」を増結します)。臨時運転する日は10月12~14日、11月2~4日、23日、24日の8日間。ダイヤは「新快速90号」が姫路10:42発野洲12:43着、「新快速91号」が野洲13:45発姫路15:47着です。今後も行楽シーズンには、このような臨時運転を行う予定です。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240822_00_paidseat.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240822_00_press_ureseat.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JR西日本」カテゴリの記事
- 北陸新幹線は雪に強い(2025.03.06)
- 芸備線で増えているのは休日の昼間(2025.03.04)
- 万博期間中、加古川線西脇市-谷川間増発(2025.03.14)
- 「ICOCA」エリア30日間乗り放題で5万円(2025.02.13)
Comments