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ドイツの旧型車両が他国へ

 日本で使われていた車両が古くなって、外国に持って行く例はありますが、ほかの国でもそのような例があるようです。

 その国はドイツ。2016年から約8年かけてIC4が約1500両(7~13両編成が合わせて137本)が導入され、これまで特急に使われてきた客車が余ることになりました。

 そこで余った客車を他国に譲渡することにしました。ドイツの中古車も状態が良いため、人気が高いようです。3月にはブルガリア鉄道との間で76両の中古車を売却する契約が成立しました。夏までに全車がブルガリアに送られ、これまでブルガリアで使われてきた、老朽化した客車を置き換えていきます。主要都市を結ぶ路線で使われるようです。

 また、オーストリア鉄道は、ドイツ鉄道から30両を借りています。オーストリア鉄道は2023年末の寒波の影響で車両に不具合が生じ、今なお列車の運休、編成短縮、使用列車の変更が生じています。それを解消するために一時的にドイツ鉄道で余っている客車を借りているのです。こちらも幹線で使われるようです。
(参考:「鉄道ジャーナル」2024年7月号 鉄道ジャーナル社

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