« August 2024 | Main | October 2024 »

September 2024

秋田港クルーズ列車、廃止か?

 秋田と秋田港を結ぶクルーズ列車があります。このクルーズ列車はJR貨物の線路を使って走ります。

 しかし、肝心の貨物列車はありません。2021年に秋田臨港鉄道が事業を終了し、肝心の貨物がないのです。秋田臨港鉄道が事業を終了してからも秋田港までの間はJR貨物が保守と点検を行ってきましたが、JR貨物も鉄道施設の管理を2025年度で終えます。つまり、このままでは、2026年度以降、クルーズ列車を走らせることができないのです。

 それでは、2026年度以降もクルーズ列車を走らせるには、どうすればよいのでしょうか? 秋田県、秋田市、JR東日本秋田支社あたりが管理をする必要があります。まず取得するのに約8億円かかり、さらに維持管理費用として毎年7000万円ほどかかります。めったに走らないクルーズ列車に、これだけのお金をかける価値があるか、ということが問われます。

 さて、話は変わりますが、このクルーズ列車、船に乗らなくても利用することができます。12日に秋田-秋田港間を走るクルーズ列車がそれです。値段は大人2000円、子供1800円で、秋田港近くの道の駅で使うことのできるお買い物券が1000円分ついています。申し込みはインターネットで行い、10月7日12時まで受け付けています。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/761976、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/akita/20240909_a02.pdf)

| | | Comments (0)

日本最古の駅舎で立ち飲みイベント

 武豊線の亀崎の駅舎は、日本最古の現役駅舎とも言われています。その亀崎の駅舎が、酒場になります。「亀崎駅おとなり酒場」です。9月27日から10月20日までの金曜日と休日に営業します。営業時間は14:00から20:30です(ラストオーダーは20:00)。

 この「亀崎駅おとなり酒場」で提供されるお酒は、伊東株式会社の敷嶋。もともと伊東合資会社は江戸時代から200年以上続く酒蔵でしたが、日本酒需要が低迷したために2000年に廃業していました。しかし、その子孫が酒蔵を復活させ、2021年に敷嶋の製造を再開しました。そのお酒を飲むことができるのです。今回のイベントに合わせて開発した、日本酒カクテルもあります。

 駅の中でやっているので、列車の待ち時間の間でも飲むことができます。酒造場の多い知多に復活したお酒を楽しむことができます。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043818.pdf)

| | | Comments (0)

熊本市中心部のバス、休日は300円で乗り放題

 九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの5社は、この9月7日から熊本市中心部の180円均一運賃エリア内(桜町バスターミナル、通町筋、熊本駅前、水前寺駅通、上熊本駅前などが入ります)の路線バスが、休日(年末年始など、平日に休日ダイヤを適用している日は対象外です)に限り1日300円で乗り放題になる、「まちなかフリーパス」の発売を開始しています。

 対象となる路線バスは、九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの5社。熊本都市バスは、しろめぐりんを含みます。「まちなかフリーパス」はスマホアプリでのみ販売し、窓口や車内では買うことができません。運転士には画面を呈示して使います。

 「まちなかフリーパス」の値段は先ほども書いたとおり、300円。バスは1回180円なので、2回乗ると元が取れます。また、「まちなかフリーパス」1枚で小学生以下2人まで無料で乗ることができるので、場合によっては、1回の乗車だけで元を取ることができます。
(参考:熊本市ホームページ https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=57069&class_set_id=2&class_id=118)

| | | Comments (2)

京成の新型車両は先頭車が多い

 京成は2025年初めの営業運転開始を目指して、新型車両3200形を導入します。5年ぶりの新形式車両で、2024年度に6両1編成を導入します(2025年度以降も継続して導入する予定です)。

 この3200形のコンセプトは、「人や環境にやさしいフレキシブルな車両」。これまでは運転席がある分コストが高く、かつ収容力が減ることから分割できない編成をつくってきましたが、今回は需要に応じて2両単位で分割できるようにします。輸送需要に見合った長さにすることによって、環境負荷の低減に努めるのです。もちろん、需要の多いところでは連結運転をしますが、そのときでも常時通り抜けができるように、貫通扉は中央に配置します。
(参考:京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/WvoPrgWW.pdf)

| | | Comments (0)

別府が特急停車駅に

 特急が通過するので目立たないのですが、山陽電鉄の別府は、山陽電鉄で6番目に利用者が多い駅です。特急停車駅の高砂や飾磨とほぼ同じぐらいで、むしろ別府のほうが多いぐらいです。駅のある加古川市も、別府を副都心と位置づけています。

 その別府ですが、6両編成の列車が停まることができるよう、ホームを延伸しています。順調に工事が進むと、2025年初めには完成するようです。そこで山陽電鉄は、次回のダイヤ改正(時期は未定です)で、直通特急を含む特急をすべて停車させることにしました。

 また、加古川市は駅前広場のリニューアルに向けた検討を始め、神姫バスは10月1日から加古川・東加古川と別府を結ぶバスの新設します。
(参考:山陽電鉄ホームページ https://www.sanyo-railway.co.jp/media/1726030589.pdf、神姫バスホームページ https://shinkibus.co.jp/sysfiles/wtn/2075/20241001.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/134906)

| | | Comments (0)

大阪・関西万博へ「子ども列車」

 2025年の大阪・関西万博へは、学校の利用も見込まれます。遠足などでの利用です。万博初期の平日は利用者が少ないので、それをかさ上げする狙いもあります。

 その大阪・関西万博には、どうやって行くのでしょうか? 観光バスは小回りがききますが、バスの運転士不足が問題になっていて、必要な分をすべて借りるのは難しいです。そこで出番になるのが、一度に大量に運ぶことができる鉄道です。会場の夢洲まで鉄道ができるOsaka Metroは、その遠足需要を満たすための「子ども列車」を走らせます。期間は4月中旬から7月までの平日です(夏休み以降は除きます)。

 「子ども列車」は2種類あります。ひとつは「子ども専用列車」。森ノ宮から夢洲まで走ります(長田の折り返し線を活用し、森ノ宮までは回送で走ります)。森ノ宮では、前4両(子供の人数によりこれより減ることがあります)が子ども専用車両となり、それ以外の人は後ろの車両から乗ることになります。途中の停車駅は弁天町だけです。森ノ宮から弁天町までは専用列車区間ですが、弁天町から先は優先列車区間となります。できるだけそちらには乗らないように案内します。森ノ宮から夢洲までの所要時間は約25分です。なお、「子ども専用列車」の利用者がOsaka Metroで森ノ宮まで行く場合は、中央線の混雑を防ぐため、ほぼ並行して走る長堀鶴見緑地線の利用を推奨しています。御堂筋線などを利用する場合でも、いったん森ノ宮に戻るのです。

 もうひとつは「子ども優先列車」です。こちらも長田の折り返し線を活用し、長田から夢洲まで森ノ宮を除く各駅に停まります(森ノ宮からは「子ども専用列車」を使います)。各駅で学校からの利用に使ってもらいます。「子ども優先列車」ですので、学校以外の人には利用しないように案内します。長田から夢洲までの所要時間は約35分です。

 当然ながら万博には学校以外の利用もあります。学校以外の人はどれに乗ればよいでしょうか? 森ノ宮発9:30ごろから夢洲着11:30ごろまでの間は2分30秒間隔で走りますが、「子ども専用列車」→一般列車(学校以外の人はこれに乗ることになります)→「子ども優先列車」→一般列車→「子ども専用列車」→一般列車→「子ども優先列車」→一般列車→「子ども専用列車」(以下繰り返し)の順番で走ります。つまり、学校以外の人は5分間隔で利用することができます。
(参考:Osaka Metroホームページ https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20240910_kodomo_ressya.php?_gl=1*jd0icn*_ga*MTgwODYyMjg2NC4xNzI1MDE4MDE4*_ga_LT5TV95QB9*MTcyNjIzNzY1NC41LjEuMTcyNjIzNzY2Ni40OC4wLjA.&_ga=2.158580607.435364201.1726237655-1808622864.1725018018)

| | | Comments (0)

米坂線でイベントをしたが、バスの利用者は増えず

 8月31日のことですが、小国町で絆まつりというものが行われました。

 このイベントは2年前の豪雨によって一部区間が運休したままとなっている、米坂線の復旧をしようとするため、沿線自治体などが中心となって開いたものです。山形、新潟両県の知事が出席して、約1500人が来場しました。JR東日本はこの絆まつりの来場者のために米坂線の代行バスを通常より2台増やしましたが、利用者は普段の休日とほぼ同じだったようです。約1500人の来場者は車で来たのでしょうか?

 これが現実です。鉄道の復旧を願うイベントさえ、利用者は車を使います。鉄道が復旧しても、速くて便利な車を使い続けることでしょう。一定の利用者があるか、特急や貨物があるなど全国的なネットワークの一環を担うならともかく、ローカル輸送しかない路線なら、廃止になっても仕方がないでしょう。どうしても鉄道が欲しければ、第三セクターにして存続させるしかないでしょう。JRに負担を押しつけることが許される路線ではありません。
(参考:山形放送ホームページ https://news.ntv.co.jp/n/ybc/category/society/yba95a8b18dd894ef18bdefa3b20d15d40)

| | | Comments (0)

Osaka Metro、乗継割引を廃止

 Osaka Metroでは、ICカードで地下鉄・バス・「いまざとライナー」を乗り継ぐと、乗継割引が自動で適用されます。地下鉄とバスを乗り継いだ場合は100円引き、地下鉄と「いまざとライナー」を乗り継いだ場合は160円引き、バス・「いまざとライナー」同士なら90分以内に限り210円引きです(子供は大人の半額)。

 しかし、この乗継割引、2025年3月31日で終了します。2025年4月1日からは乗継割引ではなく、一定の条件の元にポイントが付与されます。ポイントが付与されるのは、e METRO会員登録済みの「PiTaPa」もしくは「ICOCA」。「モバイルICOCA」、Apple Payの「ICOCA」、「PiTaPa」及び「ICOCA」での定期券利用などは対象外です。そして、どのような条件でポイントが付与されるのかと言えば、地下鉄とバスを乗り継いだ場合は90分以内なら120ポイント、90分超なら60ポイント、地下鉄と「いまざとライナー」を乗り継いだ場合は90分以内なら180ポイント、90分超なら90ポイント、バス(異なる系統に限ります)・「いまざとライナー」同士なら90分以内に限り230ポイントです(子供は大人の半分)。付与されたポイントは、交通利用代金やOsaka Point提携店での買い物や食事に1ポイント=1円の割合で充当することができます。実質的な値引き額は乗継割引より拡大しますが、専用のアプリをダウンロードするなどの手間はかかります。ありがたみは薄いです。
(参考:Osaka Metroホームページ https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20240911_noritsugipoint.php?_gl=1*xa0n3i*_ga*MTgwODYyMjg2NC4xNzI1MDE4MDE4*_ga_LT5TV95QB9*MTcyNjQwMTQ3MC44LjEuMTcyNjQwMTQ4Mi40OC4wLjA.&_ga=2.263389708.1825052811.1726401470-1808622864.1725018018、NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240917/2000087675.html)

| | | Comments (0)

山陽新幹線でも自動運転

 少し前の記事で上越新幹線の自動運転について書きましたが、JR西日本も山陽新幹線で自動運転を行います。

 山陽新幹線では、自動運転士と言っても、運転士が乗ります。JR東海と同じく、GOA2のレベルです。運転士がボタンを押すことで出発し、リアルタイムに演算を行うことで、ダイヤ通りに途中駅を通過し、停車駅に自動で停まります。運転士の業務量は減るので、駅発着時のホーム上の安全確認に力を注ぎます。また、自動運転により安定して電力消費量の少ない運転が可能となり、省エネ効果が期待できます。

 JR西日本の自動運転は2030年代の開始を目指しています。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240918_00_press_Sanyoshinkansenautodrive.pdf)

| | | Comments (0)

車両の損傷で「サンライズ出雲」、10月に一部運休

 全国で唯一の存在となった夜行列車、「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」。人気の列車です。そのうち、「サンライズ出雲」は、10月に運休する日があります。始発駅基準で下りが10月15~20日、24日、26日、上りが10月14~19日、23日、25日に運休します。

 なぜ人気特急の「サンライズ出雲」が運休するのでしょうか? それは8月29日のことです。車両定期検査のため、後藤総合車両所内で、「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」用の車両を移動させたところ、隣の廃車予定の車両に接触し、車両の一部が損傷したのです。工場内でのできごとなので、乗客はなく、列車の遅れはなかったものの、肝心の車両が損傷し、修繕に時間がかかっています。そのため一部の日において運休せざるを得ないのです。

 なお、「サンライズ瀬戸」については通常通り運転しますので、出雲方面には「サンライズ瀬戸」と「やくも」を乗り継いでいくことになります。切符が取れるかどうかはともかくとして。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/09/page_26079.html)

| | | Comments (2)

ハピラインふくい、全車両の塗装変更完了

 ハピラインふくいの車両は、JR西日本から譲渡された521系です。

 ハピラインふくいはこの521系について、塗装の変更を行ってきました。JR西日本のときは青帯を巻いていたのですが、このたび、ハピラインふくいの全車両の塗装の変更が完了しました。下半分はピンクになっています。

 帯程度のものはともかく、ピンクの車両はあまりなく、結構目立ちます。
(参考:鉄道ホビダス https://rail.hobidas.com/rmnews/504910/)

| | | Comments (0)

馬籠へQRコードを使った切符

 QRコードを切符に使う取り組みは各地で行われていますが、JR東海も9月20日から12月8日までの間、観光用のフリー切符で実証実験を行います。中央線名古屋-中津川間で使うQRコード乗車券と、北恵那交通のバスのデジタル乗車券(画面を運転士に呈示して使います)をセットにした「馬籠周遊きっぷ」を、名鉄のMaaSアプリ「CentX」で発売します(駅では発売しません)。

 この「馬籠周遊きっぷ」は、中央線の特急自由席に乗ることができます。また、北恵那交通では、中津川と馬籠を結ぶ馬籠線が一日乗り放題です。有効期間は購入日から60日間(ただし、発売期間終了日の12月8日まで)ですが、JR線の往路、復路、バスは、それぞれ使う前に「利用を開始する」のボタンを押します。そのボタンを押した日のみ使えます(往路、復路、バスは有効期間の範囲内ならそれぞれ別の日に使ってもよいようです)。

 値段は名古屋発着が5000円、多治見発着が3300円です。子供の設定はありません。また、この実証実験に合わせて、名古屋、多治見、中津川の一部改札機に読取用カメラを設置し、QRコード乗車券の認証や自動改札機の連動に関する検証を行います。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043814.pdf)

| | | Comments (0)

「SMART ICOCA」、発売終了

 JR西日本のICカードは「ICOCA」ですが、それよりサービスが充実したバージョンもあります。「SMART ICOCA」というもので、クレジットカードと連動しているため、チャージは一瞬。お金を用意しなくても、券売機等に「SMART ICOCA」を置くだけでチャージできます。

 しかし、その便利な「SMART ICOCA」が廃止されます。新規発売は12月12日で終了します(紙の申込書の場合は、12月12日到着分で終了します)。既存の「SMART ICOCA」については当分の間使えますが、2026年度中にそれも終了します。「モバイルICOCA」に移行するのです。独立したカードではなく、スマホと一体化するのです。

 今後、「モバイルICOCA」にするか、普通の「ICOCA」にするか、あるいはほかの交通系ICカードにするかは、これから考えます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240919_00_press_smarticoca_1.pdf)

| | | Comments (0)

身延線にロングシートの急行

 運賃だけで乗ることができない特急やグリーン車は、追加料金を払うだけの設備が求められます。ところがその常識に反する列車が10月に走ります。

 その非常識な列車は、10月6日に走る急行「みのクル」。御厨-市川大門間を1往復します。「みのクル101号」が御厨6:01発、静岡6:55発(乗車のみです)、市川大門9:15着で、「みのクル102号」が市川大門15:08発、静岡18:04着(降車のみです)、御厨18:58着です。途中停車駅は静岡のみで、全車自由席です。

 この急行の座席はロングシート、313系の3両編成です。とても急行の車内設備とは思えません。313系には急行の行先表示ができないため、臨時と表示します。なぜロングシート用の使うのかといえば、この列車、自転車を持ち込んで乗ることを前提にしているからです。自転車を持ち込むのなら、ロングシートのほうが都合がよいのです(ただし、313系に専用ラックや専用スペースがないので、ゴムバンド等でしっかりと固定するとともに、手で支える必要があります)。

 ところで、この急行は全車自由席ですが、事前にJR東海MARKET 静岡支社ホームページで申し込んでおく必要があります。9月10日から27日(12:00)までの間、先着順で受け付けます。

 このほか、同じような列車として、同じ10月6日、市川大門-南甲府間に快速「みのクル」が走ります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043813.pdf)

| | | Comments (0)

特急減便をバスがカバー

 以前にも記事にしましたが、長野電鉄は運転士不足のため、特急のうち半分程度を運休させています。その運休列車の中には、長野18:00発の特急も含まれています。信州中野行きのB特急です。時間帯から考えると、通勤帰りの人の利用が見込まれます。

 そこで長電バスは、9月11日から12月6日までの間、営業所への回送便を利用して、カバーするバスを走らせています。「夜特急」というもので、長野駅東口17:50発、須坂18:30着です。市役所入口や権堂でも乗ることができます(降車は不可)。事前予約はできず、45席の定員制です。

 運賃は1000円で、子供や障害者割引はありません。支払は現金のみで、鉄道の切符で乗ることはできません。ただし、長野・市役所前・権堂-須坂間を含む定期券を持っている人は半額の500円で乗車できます。

 なお、営業所に回送するバスを活用しているため、降車時にはリクライニングやカーテンを戻し、ゴミは持って帰る必要があります。
(参考:長電バスホームページ https://www.nagadenbus.co.jp/news/2024/09/post-251.php)

| | | Comments (0)

えちぜん鉄道、福井鉄道の「ICOCA」は10月11日から

 えちぜん鉄道や福井鉄道に「ICOCA」を導入するという話は以前に書きましたが、その時期が早まることになりました。

 その導入日は10月11日。半年ほど早くなります。10~12月に北陸3県で行われる「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせて、早くしたのです。すでにハピラインふくい、京福と福井鉄道の路線バスでは交通系ICカードが導入されていますので、福井で交通系ICカードが使える公共交通機関が大幅に増えることになります。

 福井県も交通系ICカードの普及に向けて、促進策を行います。えちぜん鉄道と福井鉄道の有人窓口で「ICOCA」を購入することができますが、先着1万人に限り、500円割り引きます。デポジット分を福井県が負担してくれるのです。
(参考:福井鉄道ホームページ https://fukutetsu.jp/newsDetail.php?num=509、福井新聞ホームページ https://nordot.app/1204902544354575156?c=648454265403114593)

| | | Comments (0)

「なっち」廃止

 南海バスのICカード、「なっち」。南海バス、南海ウイングバス、南海りんかんバスの3社でしか使えませんが、割引率の高さが魅力です。

 しかし、その「なっち」ですが、廃止されることになりました。2025年3月31日で新規発売及びチャージを終了し、2025年8月31日で利用もできなくなります。残額があれば、2025年9月1日から2035年8月31日まで、手数料なしで払い戻すことができます。

 2025年9月1日以降も「PiTaPa」、「ICOCA」等の交通系ICカードは使えますが、以前にも記事にした通り、乗継割引もありませんので、金銭面でのメリットは薄いです。
(参考:南海バスホームページ https://www.nankaibus.jp/uploads//2024/09/こちら.pdf)

| | | Comments (2)

上越新幹線で自動運転

 車で自動運転を行う試みは行われていますが、道路には歩行者も自転車もいて、単純にはいきません。鉄道車両しか走らない、鉄道のほうが簡単なのです。しかも、鉄道のうちでも、踏切がないため線路に侵入することが難しい新幹線はさらに簡単です。今でも自動運転は一部の新交通システムで行われています。全線立体交差で踏切がないのです。

 そんな中、JR東日本は上越新幹線で自動運転を導入することにしました(最終的には、北陸新幹線、東北新幹線にも導入します)。どのようなスケジュールで行うのでしょうか? まず、2028年度に長岡-新潟新幹線車両センター間において、営業列車と回送列車の自動運転を行います。GOA2なので、運転士が列車の先頭に乗る、半自動運転です。翌年の2029年度には、新潟-新潟新幹線車両センター間で、運転士も係員もいない自動運転(GOA4)を行います。2030年代中ごろには東京-長岡間もGOA2の自動運転を導入し、その後、東京-新潟間の営業列車の自動運転(GOA3。運転士は乗らず、代わりに係員が乗ります。係員は列車の先頭には乗らず、車内にいるだけです。特急なので車掌が要ります。車掌に非常時の係員を兼任させるのでしょう)を行います。回送列車は車掌がいらないので、GOA4になります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240910_ho03.pdf)

| | | Comments (0)

会津高原尾瀬口から尾瀬へのバス、廃止

 尾瀬に鉄道などの公共交通手段で行くには、東武に乗って野岩鉄道の会津高原尾瀬口からバスに乗るという方法があります。

 ところが、会津バスは10月1日に路線の再編を行います。檜枝岐線、内川線の再編、統合を行い、尾瀬沼山峠へのバスは会津田島発着となります。会津高原尾瀬口に行っても、尾瀬へのバスに乗ることができなくなるのです。

 尾瀬に行くことができないのに、「尾瀬口」と名乗るのもおかしい話なので、いずれは駅名の変更もあるのでしょうか?
(参考:野岩鉄道ホームページ https://www.yagan.co.jp/information/0000001003/detail.html)

| | | Comments (0)

石垣-台湾航路の船は大阪-釜山航路の転用

 かつて、石垣と台湾を結ぶ航路がありましたが、運航していた会社が2008年に破産し、それ以来、石垣と台湾を結ぶ航路がなくなりました。

 しかし、以前にも書きましたが、その航路が復活します。船は以前話のあった、「ナッチャンRera」ではなく、大阪-釜山航路の「パンスタードリーム」を転用します。大阪-釜山航路は2025年春に新しい船が就航します。この船を石垣市の設立する法人が約30億円で購入し、船内を改装した後、2025年秋に石垣-基隆航路に転用します。所要時間は約8時間で、夜行便で週3往復走らせます。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/ishigaki-keelung/)

| | | Comments (0)

ホーバークラフトのダイヤが発表されていた

 この(最新の情報では10月中旬以降のようです)に運航を始める予定の大分のホーバークラフト。そのホーバークラフトですが、ダイヤが決まっているようです。

 西大分と大分空港とを結ぶ空港アクセスは、1日7.5往復します(夜間航行が承認されると、1日12往復になります)。運航時間は7~18時で、これも夜間航行が承認されると、6~23時に拡大されます。所要時間は30分で、運賃はオンラインによる事前決済が大人2000円、窓口での現地決済が大人2500円です。子供は半額ですが、3歳以上は有料です。

 別府湾周遊もあります。空港アクセスより先に運航を始めるようです。最初は週末だけですが、空港アクセスが運航を開始すると、こちらの別府湾周遊も毎日運航します。運航時間は13~15時、1日2~4便運航します。所要時間は30分です。料金は大人1000~2000円で、子供(3歳以上)は半額です。
(参考:大分第一ホーバードライブホームページ https://note.com/hoverdrive/n/ne2e3aa8696de、大分合同新聞ホームページ https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2024/09/19/JDC2024091902923)

| | | Comments (0)

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(5)

 平日の昼間にケーブルカー乗り場から麓に下りるバスは、行きに使った高速バスを除いて、ない。歩いて坂を下りる。15分あまりでバス停に着く。小倉と黒崎を結ぶ幹線系統のバスで、時刻表を見る限り、10分間隔でバスが来るようだ。しかし、時間になってもバスが来ない。しばらくして「バスが来た!」と思ったら、通過する特快の連節バスだった。さらにしばらく経ってからバスがやって来た。小倉からの長い系統のバスなので、遅れやすいのだろうか? バスは各停留所で停まり、乗り降りがある。何か所か停まり、黒崎駅前で降りる。しかし、駅はまだ先。次の黒崎バスセンターまで行ったほうが良かったか? 時間が時間なので、黒崎でお昼にする。駅構内のうどん屋にする。駅の店で、かつ駅弁屋の店なのに交通系ICカードで払うことができず、現金で払う。食べたのは、かしわうどん。かしわが少し入っている。ほかのうどんに比べて安い(しかも、どのうどんにもかしわが少し入っている)ので、これが素うどんに当たるのか?

 JRの駅の隣が黒崎バスセンター。バスセンターの一角に筑豊電鉄の駅がある。昔、北九州には門司から折尾まで西鉄の路面電車が走っていた(黒崎と折尾の間は25年ほど前に乗った)。小倉と黒崎を結ぶバスはその後継と言えるし、バスセンターに路面電車があるのもその現れだ。今でも黒崎と熊西の間は残っている。筑豊電鉄の車両が路面電車サイズなのは、西鉄の路面電車に乗り入れていた名残なのだ。黒崎13:00発の筑豊直方行きは低床車両。座席はほぼ埋まり、立っている人もいる。筑豊電鉄には併用軌道の区間はなく、むしろ高架さえある。ヨーロッパなどでいう、LRTとはこのようなものだろうか? もっともLRTの車両は割高である。それならホームをかさ上げして親会社の西鉄から中古の車両をもらえばよい。いわゆる県庁所在地などの中都市にある、地方私鉄だ。日本では私鉄がLRTの代わりをしているとも言えよう。35分ほどで終点の筑豊直方に到着。JRの駅と離れているので、炎天下の中を歩く。

 直方からはバッテリー電車の「DENCHA」に乗る。電化区間はパンタグラフから電気を取り、非電化区間は電化区間で蓄えた電気で走るのだ。819系の2両編成で、車内はロングシート。14:04に若松行きは発車した。しばらく電化区間を走ると、複線が単線になる。かつては石炭輸送で複線どころか複々線だった時代もあったようだが、石炭輸送がなくなり、単線でも間に合うようになったのか? 単線区間は筑前垣生と中間の間のほか、折尾の手前にもあった。折尾からは非電化区間。しかし、バッテリーのおかげで、ディーゼルカーのようなエンジン音がしない。走りは電車と同じように静かだ。若松からは渡し船という方法がある。対岸の戸畑とを結ぶもので、上に橋がかかっても船は残っている。以前より値上げしたとはいえ、運賃は100円だ。駅から乗り場までは意外と距離があり、急いで歩いて何とか15:03発の便に間に合う(船は昼間は15分間隔)。対岸の戸畑までは3分、あっという間に着く。まっすぐ進めばJRの駅だ。

 小倉で旅行のお土産を買い、ようやく帰途に就く。帰りは船。駅の新幹線口から送迎バスが出ている。連休前で乗る人が多いのか、バスは2台来た。道は混んでいて、新門司の港に着くのに45分もかかる。阪九フェリーはちょうど1年前に乗ったが(そのときの旅行記はこちら)、そのときと違って、今日は乗客が多い。2段ベッドが並ぶスタンダード洋室も、結構埋まっている。船は17:30に新門司を出た。出航してしばらくして風呂(露天風呂つき)に入り、その後で夕食にする。阪九フェリーの食堂は欲しいものをショーケースの中から取っていき、最後に精算するタイプ。食堂には空席がたくさんあるが、行列ができているのだ。みんな同額のバイキングとは違い、食べる分だけお金を払うので公平と言えば公平だが、食べ物を置く順序は考えたほうが良さそうだ。最初に小鉢や漬物があり、後で肉や魚を選ぶが、メインが決まらないと副菜は決まらない。入口に「本日のメニュー」などの看板もないので、どうしても選ぶ段階で迷ってしまう。結局、チキン南蛮をメインにしたが、野菜を取ることができなかった。朝は鳥取のデパートで買ったパン、昼はうどんでは、まともに野菜を食べていない。いったん晩御飯を食べた後、もう1回食堂に行ってサラダだけを食べる。

 船は6:00、定刻に泉大津に到着。こちらもバスがあるので、南海の泉大津に行く。14日は岸和田でだんじり祭が行われているので、それを見てから帰ることにした。

| | | Comments (0)

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(4)

 3日目の13日は、宇部線の始発に乗る。新山口5:55発の宇部線経由宇部行きだ。105系の2両編成で、3扉ロングシート。黄色一色に塗られている。新山口を出た段階では空いていたが、宇部の町に近づくにつれ、段々増えていく。6時台なのに宇部新川に着くころには座席は大体埋まってきた。ところで、この新山口5:55発の列車、ワンマンカーのはずなのに、駅では全ての扉が開く。「ICOCA」が導入されているわけではない。この時間帯では宇部新川ですら無人なのだから、切符のチェックは不可能だ。沿線には住宅が多く、廃止以外の解決策がないローカル線ではないのだから、短期的には「ICOCA」と分岐駅での中間改札の導入、長期的には経営形態の見直しを検討したほうが良いだろう。鉄道のままで良いが、JRのままで良いとは限らない。枝線なのだから、JRの枠組みに縛られることなく、使いやすい鉄道にすることが求められる。氷見線や城端線の事例が参考になるだろう。BRTにする必要はないが、その問題提起を簡単に葬り去ったのは良くなかった。

 宇部新川からの小野田行き(宇部新川7:01発)も同じ105系2両編成。ただし、宇部新川まで乗ってきたのと違い、空いている。長門本山への乗り換え駅、雀田で乗り換え。雀田は1両分しかホームのかさ上げを行っていないため、扉が開くのは前の車両のみ。乗ることができるのは1か所しかないので、乗る客は多く見える。長門本山への列車(雀田7:22発)は123系の1両編成。分割民営化ごろに荷物電車を改造してつくった車両で、これは可部線にいたタイプ。朝から長門本山に行く人はなく、終点までひとりのみ。長門本山に着いた。列車が駅に着くと、ぽつぽつと列車に乗ってくる。朝2往復、夕1往復しかない線だが、学校に行くのはいつも同じ時間なので、これでもいいのだろうか? 雀田に戻り、小野田線で小野田に行く。雀田7:45発に乗ったが、こちらは123系でも羽衣線で使っていたバージョンだ。ただ羽衣線時代にはなかったトイレがついている(ほかの105系、123系にもトイレがある)。123系の中で一番荷物電車らしい外観をしている。車内は通学の高校生で混んでいる。途中で高校生が降りても、また代わりに乗ってくる。とても需要が極めて少ないローカル線とは思えない。宇部線と一緒にありかたを考える必要がある。新幹線や大都市圏の利用者に負担させる、という考えを捨てれば、まだ使える路線はある。

 小野田から宇部経由で居能へ。これで宇部線、小野田線の乗車は達成。居能8:51発で宇部線を後にする。線内で完結する列車が多い宇部線だが、これは珍しい下関行きだ。105系の2両編成だが、黄色一色ではなく、白をベースに青と赤の帯を巻いている。分割民営化後、黄色一色になるまで使われていた塗装である。下関に行くにはいい時間なのか、だんだん増えてくる。下関からは9:53発小倉行きに乗り換え。九州は交流なので、交直流の415系が使われる。JR九州の車両で、ステンレスの4両編成だ。門司の直前で直流から交流に切り替わる。車内の蛍光灯が一部を残して消えたが、昼間なのでそんなに暗くはならなかった。小倉からは10:15発の新田原行き。座席を減らした813系。信号か何かの都合で、出発が2、3分遅れた。

 2つ目の南小倉で降りる。ここでバスに乗り換えるのだが、バスは駅前には来ない。300メートルほど離れた国道上からバスは発車する。元々の計画でも乗り換え時間は5分しかないのに、JRが遅れた影響で乗り換え時間は3分ほど。走ったおかげで、時間調整で停まっていたバスに乗ることができた。バスは天神への高速バス、「いとうづ号」。小倉と天神とを結ぶ高速バスの一系統だ。途中で降りるので、前の席に座る。この「いとうづ号」、高速バスといいながら、なかなか高速道路に行かない。延々と一般道を走る。ようやく北九州都市高速に入り、トンネルをくぐったら、もう降りる停留所。高速道路上のバス停である。バス停の外に出て、急坂を少し登るとケーブルカー乗り場。帆柱ケーブルだ。券売機でケーブルカーとそれに続くスロープカーのセット券を買い、ケーブルカーに乗る。11:00発に間に合った。帆柱ケーブルのケーブルカーは、前後ともに大きなガラス1枚だけのため、見晴らしは抜群。急坂を登ると、八幡や若松の工業地帯が広がる。今回は昼間に登ったが、夜景もすばらしいものだろう。6分かけてケーブルカーで登った後は、スロープカーに乗り換え。スロープカーは1本のレールで坂を登る乗りもの。広く言えば鉄道の仲間だ。こちらの車両はもっとガラス張り。北九州の町を見ながら坂を登っていく。スロープカーが到着したところが皿倉山の頂上。しばらく景色を眺めてスロープカーとケーブルカーで坂を下りる。(続く)

| | | Comments (0)

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(3)

 姫路で降り、「はまかぜ1号」に乗り換え。「はまかぜ1号」は大阪始発だが、「Q区間快速3号」が大阪に着く直前に発車してしまうのだ。「はまかぜ1号」はキハ189系の3両編成、「はまかぜ」のためにつくられた車両である。姫路から乗るが、意外と乗っている。窓側のほうは大体いるのだ。播但線は神戸と但馬地方の所要時間を短縮するために高速化がなされたが、一線スルーにはあまりなっていない。駅ではスピードを落とす。「はまかぜ」は県庁所在地の神戸と但馬地方とを結ぶための列車。駅に着くたびに降りていったが、城崎温泉から逆に乗ってくる人もいた。

 次の列車は鳥取13:52発の「スーパーおき5号」。1時間45分後だ。ちょうど昼なので、駅を出て食べることにする。ぶらり歩いていると市場があり、その中にある食堂で昼にする。近くのサラリーマンなどが使っているようだ。鯖の焼魚定食にしたが、よく考えれば昨日の弁当の中にも鯖の焼魚が入っていた。そのまま「スーパーおき5号」の発車まで待っても良かったが、このあたりの普通列車にも乗ってみたいと思い、鳥取13:35発(倉吉行き)で次の特急停車駅、鳥取大学前まで行く。キハ126系の2両編成である。鳥取大学前は2つ目の駅。降りる人(学生?)は結構多い。無人駅だがすべての扉から降りることができ、しかも運転士のチェックはない。鳥取でチェックすれば大半はカバーできると割り切っているのだろうか? ちなみに鳥取大学前には「みどりの券売機プラス」がある。このクラスの駅なら有人の「みどりの窓口」はなくてもいいだろう。いざとなれば鳥取に行ってもらえばいいのだから。

 「スーパーおき5号」がやってきた。冷房の効果を上げるため、カーテンは閉めている。景色を見ないと何のために乗ったかわからないので、横のカーテンを開ける。幸い、反対側は景色の良い海側なのでカーテンは開いている。それにしても「スーパーおき5号」は速い。「爆走」という言葉がぴったりの走りだ。車両は外観が地味なキハ187系。しかも2両編成。しかし振り子式でカーブを高速で走り、駅も一線スルーになっているところが多い。走りに関しては特急の名に恥じない走りだ。亜幹線はこうあるべき、という姿を見せている。このように速いので米子あたりでも鳥取大学に自宅から通うことができそうだし、鳥取の人が米子の支店に単身赴任することなく通勤することも可能である。鳥取を出た時点でも窓側のほうは大体埋まっていたが、松江などでも乗ってきて(浜田や益田からも乗ってくる人がいた)、通路側にも人が座った。自由席のほうが空いている。

 特急らしい走りを見せていた「スーパーおき5号」だが、浜田に近づくころ、不穏な放送が流れる。山口県内の雨のため、遅れるとのこと。外を見ても雨は降っていない。信じられない。益田から山口線に入った。爆走は消え、普通のローカル特急になる。今まで降っていなかった雨が激しく降ってくる。どうやら一部区間で減速を行うようだ。「スーパーおき5号」は終点の新山口で山陽新幹線に接続する。「スーパーおき5号」の後は続けて新幹線に乗る人が多い。車掌は客にこれからの行き先について尋ねる。青原から減速運転を行い、途中で真っ暗になった。幸い、減速運転は津和野までで、そこから先は通常のスピードで走る。とは言っても、ダイヤはすでに乱れているのでさらに遅れは拡大、終点新山口には55分ほど遅れて到着した。

 今晩の宿は新山口だが、今日の切符は新幹線を含めて一日乗り放題。もう少し乗っておきたい。先日、500系の引退が発表されたので、この機会に乗っておく。元々は新山口19:49発の「こだま776号」で新岩国まで行き、そこから500系の「こだま861号」で新山口に戻る計画だったが、「スーパーおき5号」が遅れたので、計画を変更。「こだま870号」(新山口20:13発)で徳山まで行って、そこで折り返すことにする。乗り換え時間は短かったが、「こだま870号」は「スーパーおき5号」の接続を待ってくれていたので、間に合った。「こだま870系」は700系。500系ほどではないが、そんなに長くはない。今のうちに乗っておくに越したことはない。当然4列シートの席に座る。折り返し徳山から乗る「こだま861号」(徳山20:42発)も狙いは指定席。それもグリーン車の椅子が使われている6号車。当然事前に予約している。広島方面から「こだま861号」がやってきた。指定された席に座る。やはり元グリーン車らしく、どっしりとした座席。13分だけの短い乗車だったが、500系を味わうことができた。

 今日の宿は新山口。駅前のホテル。駅名が新山口になって20年以上経つが、ホテルの名前は「小郡」のまま。ホテルには大浴場があり、朝から晩まで列車に乗って疲れた(はず?)体を癒すことができた。(続く)

| | | Comments (0)

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(2)

 2日目の12日が、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」を使う日。新幹線を使うと簡単に元が取れるのだが、新幹線なら色々割引切符がある。そこで、特急がそこそこ走っていて、かつ快速など運賃だけで乗ることができる列車が少ない、山陰線をメインにすることにした。

 昨晩は和歌山に泊まったので、アーバンネットワークの有料列車に乗る。JR西日本は通勤時間帯の有料列車に力を入れている。せっかく平日の朝にいるのだから、その様子を見ることにしよう。和歌山6:00発の「くろしお4号」にする。9両編成になっていて、後ろ6両は「パンダくろしお」。今回は増結車両の8号車に乗る。「くろしお4号」はガラガラ。途中で乗ってくるかと思ったが、乗ってこない。増結車両だから空いていると思い(通勤で使っている人なら、座席は毎日同じはず。そういう意味では、座席の選択を失敗したか?)、後ろの「パンダくろしお」のほうも見たが、あまり変わりはない。特急を見送り、後続の快速を待つようだ。やはりネックになるのは、特急料金の高さ。インターネットで予約すればそこそこの値段だが、正規料金が50キロ以下でも1290円だと高すぎて使えない。事前にホテルも予約する観光特急ならともかく、通勤特急なら別の売りかたがある。私鉄特急みたいに駅のホームに券売機を置いて、そこでワンコイン程度の格安特急券を売ればよい。空席なら特急料金は入ってこない。少しでも入れば得なはずだ。今のままでは、快速を待つ人にとっては特急は単なる邪魔者だ。

 大和路線で天王寺から久宝寺に行き(201系でした)、次に乗るのが「快速 うれしート」、久宝寺7:22発の「Q区間快速3号」だ。快速の最後尾の車両のさらに後ろ半分を区切って指定席にするのである。指定席とそれ以外の境はのれんで区切っている。つり革を使ってぶら下げている。指定席のエリアは立っている人はいないが、のれんの奥は通勤列車なので立っている人でいっぱい。のれんで区切っているだけなので、「快速 うれしート」のは通常の221系と同じ座席、転換クロスシート。しかし、正規料金でも530円とお手頃だからなのか、8割ほど埋まっている。「快速 うれしート」は次の天王寺で終わり。天王寺に着く前に車掌が来て、のれんを外す。立っている通勤客は意外にも列車が天王寺に停まるまでは指定席エリアにやって来ない。のれんを外すと同時に指定席エリアに殺到することはないのだ。指定席は天王寺で終わりだが、そのまま乗ることができる。大阪までそのまま乗っていく。

 今回使った「WESTERポイント全線フリーきっぷ」は、指定席は6回までしか乗ることができないが、自由席なら新幹線でも乗り放題だ。それを活用する。大阪から新大阪までを特急で移動するのだ。JR西日本の特急は全車指定席のものが多いが、次の特急は自由席がある。高山まで行く「ひだ25号」(7:58発)だ。HC85系の2両編成で、指定席と自由席が1両ずつ。さすがにひと駅だけなので、自由席にする。自由席は混んでいて、何とか空いている席をひとつ見つけた。新大阪からは山陽新幹線。「ひかり533号」で姫路まで行く。「ひかり」だが、新大阪から姫路までの間は各駅に停まる。5号車の自由席に座ったが、意外と空いている。そして、降りる人も結構多い。新大阪を基準にして考えると、姫路までで降りるのは早すぎるが、新横浜(この「ひかり533号」は新横浜始発)や名古屋からでは何らおかしくはない。(続く)

| | | Comments (0)

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(1)

 2025年春で廃止される、松阪と熊野を結ぶ路線バス(「熊野古道ライン」)に乗りたいと思い、近鉄名古屋から松阪まで近鉄に乗る。近鉄名古屋5:50発の急行は伊勢中川行きなので、終点の伊勢中川で普通に乗り換え。隣のホームからの発車なので階段を使わずに乗り換えられると思ったら、普通の出るホームが短いためか、階段を使っての乗り換えとなる。

 松阪からは4時間以上の路線バスの旅。バス乗り場には長い列ができているが、高校や工場へのバスが出て、列は短くなった。それでも7:42発の三交南紀方面のバスは通学の高校生で座席がかなり埋まっている。ちなみにバスは4時間以上走るが、普通の路線バス車両。バスは30分以上走って、相可高校南に停まる。ここで高校生がゆっくりと降り、車内は一気に空く。多気町内ではほかに降りる人もいて、残った客は私を含めて2人だけ。

 先ほども述べたように、この「熊野古道ライン」は4時間以上かかるバス。しかも、車両にトイレがない。そこで、「熊野古道ライン」は途中2回休憩する。最初は道の駅奥伊勢おおだい。2回目は海山バスセンター。道の駅の1回目はともかく、2回目は三重交通の施設の中なので、売店などの設備はない。トイレと運転士の休憩だ。バスは山の中を走っていたが、一気に荷坂峠を下り、南紀の海へ。ところどころで道路工事が行われていたためバスは遅れ、7分遅れで熊野市駅前に到着。バス代は事前に手に入れておいた、株優で支払った。駅前の郷土料理の店でさんま寿司を買ってお昼にしようと思ったが、つぶれていた。この先新宮でも弁当を買う時間がないので、数少ない開いている店で弁当を買う。熊野市から新宮まではJRに乗る。熊野市12:46発の新宮行きは、3扉ロングシートのワンマンカー。キハ25の2両編成である。

 新宮からは13:29発の「くろしお26号」。287系の6両編成だが、いわゆる「パンダくろしお」である。車体にはパンダなどアドベンチャーワールドの動物がラッピングされており、座席のカバーはパンダ柄だ。前日に「トク特チケットレス」で申し込んだときは混んでいるように思われたが、車内を見ると結構空いている。白浜から乗ってくるのだろうか? 特急は新宮を出たが、そんなに速くはない。しかも、スピードの割には、揺れる。白浜以南は利用者が少なく、力が入っていないのか? 確かに伯備線は381系を273系で置き換えたが、紀勢線は振り子式ではない287系か289系だ。線路状態がよい白浜以北はともかく、白浜以南は厳しい。白浜以南のローカル輸送も見たかったので、周参見で普通に乗り換え。特急の30分ほど前に新宮を出た普通が、ここ周参見で特急に追い越されるのだ。普通は跨線橋を渡った3番乗り場から出ているので、そちらに回る。普通の車両は227系1000番台だから、ロングシートのタイプだ。こちらも空いている。そのまま終点の紀伊田辺まで行く。

 今回の旅行の切符はインターネットで予約したもの。紙の切符に変えないといけないが、それをするにはJR西日本の駅に行かないといけない。今回の乗り換えの間に切符を引き換える。「みどりの券売機」で引き換えたが、領収証の類を含めて、20枚近い紙が出てきた。紀伊田辺からは16:21発の御坊行きに乗る。227系1000番台の2両編成だが、こちらは御坊方面からの折り返し。高校の下校時間なのか、高校生で混んでいる。普通はワンマンで、「ICOCA」が使えるにもかかわらず、無人駅では列車の先頭から乗り降りする。南部での乗り降りが多かったが、無人駅なので時間がかかる。朝夕だけでもよいので、駅員を置いたほうが良さそうだ。

 御坊で乗り換え。御坊からは223系の4両編成。阪和線でよく見られる車両で、アーバンネットワークの電車に切り替わる。ただ接続は悪く、出発は30分ほど後の17:40発。その間に紀伊田原で追い越した、「WEST EXPRESS 銀河」が追いついてきて、すぐに発車する。117系を改造した観光列車だが、御坊から乗る人もいた。和歌山行きの列車に乗る。1人掛けのシートを確保。途中、湯浅での乗り降りが目立ったが、一気に増えたのは黒江。近くに私立の学校があり、その生徒が乗ってきたのだ。部活帰りのような雰囲気はなく、補習をやっていたのか? 今まで立っている人はいなかったが、通路まで埋まる。

 ホテルは駅の東側。駅を出てすぐのところにある。予約したときに送られたメールを見せてチェックイン。どうやらバリアフリー対応の部屋が割り当てられたようで、かなり広い。風呂もユニットバスではなく、洗い場がある。夕食は歩いてすぐのところの郷土料理の店。今日は紀伊半島を駆け足で回ったので、晩ぐらいはめはりずしで南紀を味わう。(続く)

 

| | | Comments (0)

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」の旅(0)

 11日から14日にかけて、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」を使って出かけてきました。その時の様子を明日から何回かに分けて書きます。

| | | Comments (0)

鳥取県民が倉吉から「スーパーはくと」に乗ったら1000円キャッシュバック

 鳥取県中部の自治体や商工団体、観光協会などでつくる「JR線・智頭線中部地区利用促進協議会」は、鳥取県民向けの利用促進キャンペーンを行います。

 どのようなキャンペーンかといえば、倉吉から「スーパーはくと」に乗れば、1000円をキャッシュバックするというもの。利用者が乗車券(紙の切符でない場合はスマホの画面)を駅の観光案内所に呈示して、申請書を出せば、その場で1000円を返金します。基本的には乗車前に申請しますが、乗車後でも10日以内なら申請ができます。このキャンペーンは11月30日までで、1人3回まで使えます。定期券は対象外ですが、大阪や京都まで行く必要はなく、鳥取で降りても構いません。

 ひょっとしてこのキャンペーン、「スーパーはくと」を鳥取止まりにすることを阻止するためにしているのでしょうか? 少ない車両で「スーパーはくと」の運行本数を増やすため、運行区間を短縮する動きがあります。3月のダイヤ改正で京都発着は大幅に減りましたが、鳥取側でも倉吉発着を減らすという動きがあるのでしょうか?
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS952JS3S95PUUB002M.html)

| | | Comments (0)

中央東線で遅れる原因は?

 日本有数の在来線特急本数を誇る、中央東線。しかし、列車の遅れが目立ちます。7月17日から8月15日までの30日間で、東京-松本間で30分以上の遅延が17回発生しました。2日に1回は起こっています。なぜなのでしょうか?

 山梨県内で原因として最も多いのが、野生の鹿との衝突。2023年4月から2024年1月の間に69件発生し、そのうちの約3割が大月-笹子間で起こっていました。山梨県は鹿の生態調査を行い、場合によっては捕獲なども行う予定です。ほかに人身事故も原因として挙げられ、その対策としてホームドアの整備が求められていますが、さすがにホームドアが整備されるのは高尾まででしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS9236H3S92UZOB001M.html)

| | | Comments (0)

北千住の「みどりの窓口」が復活

 全国で有人の「みどりの窓口」が減っています。最初は大都市近郊の小さな駅から始まったのですが、次第に比較的大きな駅や地方の主要駅に広がっていき、「みどりの窓口」の減少が問題になってきました。数少ない「みどりの窓口」に利用者が並び、切符を買うのに長い時間がかかるようになりました。JR東日本はこれまで行ってきた「みどりの窓口」の削減を一時的に止めていましたが、ついに「みどりの窓口」を復活させることにしました。

 復活させる駅は北千住。10月から復活します。北千住の乗降人数は約38.7万人で、JR東日本の中で10位です。そんなにも利用者が多い駅なのですが、2022年に「みどりの窓口」が廃止されています。

 全体として有人の「みどりの窓口」を削減すること自体は間違っていないでしょうが、派手にやり過ぎでした。大都市圏の快速通過駅など、利用者の少ない駅はともかく、首都圏有数のターミナル駅はやり過ぎです。また、「みどりの窓口」を廃止するためには、インターネットで切符を買いやすくすることが必要です。航空機やバスなどとの競争の激しい区間を中心にインターネット専用の割引切符をつくる代わりに、長距離切符の大幅値上げや途中下車の廃止など、「みどりの窓口」で売る正規の切符を使いにくくする改革が必要でしょう。このようにしてインターネットの切符を明らかにお得にして初めて、有人の「みどりの窓口」の削減ができるのです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS9B2R0PS9BUTIL01MM.html?_requesturl=articles%2FASS9B2R0PS9BUTIL01MM.html)

| | | Comments (0)

JR東海も駅が郵便局

 岐阜県加茂郡坂祝町にある坂祝は、かつて貨物の取り扱いがあり、「みどりの窓口」もありました。今は貨物がなくなり、無人駅となっています。

 坂祝町には郵便局もあります。しかし、老朽化していて、建て替えの必要がありました。そこで、町の活性化のため、郵便局を駅に移転して、日本郵便が駅の待合室と郵便局が一体となった建物をつくることにしました(郵便局では駅の窓口業務は行いません)。このような事例は日本郵便東海支社エリア内及びJR東海管内では初めてのことになります。また、坂祝町は駅前ロータリー、公衆トイレを整備します。

 スケジュールは次の通りです。9月から現駅舎の撤去を行い、2025年6月から郵便局舎の建設と公衆トイレの整備を行います。郵便局の開業は2026年3月です。2026年4月からは駅前ロータリーを整備します。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043794.pdf)

| | | Comments (0)

「THE ROYAL EXPRESS」は淡路島に

 普段は伊豆を走っている「THE ROYAL EXPRESS」ですが、再び四国にやって来ます。2025年1月から3月にかけて、走ります。JR四国、JR貨物、JR西日本、東急の協力により運行されます。

 2025年は、2024年にも運行した「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN」のほか、2つのプランが用意されます。「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN LIMITED」と「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN PREMIUM」です。「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN」は2回、「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN LIMITED」は3回、「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN PREMIUM」は1回催行されます。

 新プランはそれぞれどのような内容でしょうか? まず「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN LIMITED」は初日に「藍よしのがわトロッコ」を貸し切ります(乗車区間は多度津-大歩危間)。そして、「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN PREMIUM」は岡山からではなく、神戸から旅が始まります。ウェルカムセレモニーをANAクラウンプラザホテル神戸で行い、ここからバスに乗ります。「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN PREMIUM」 のバスは両備バスではなく、神姫バスの「ゆいプリマ」、「ゆいプリマOLIVIA」を使います。1日目のお昼は淡路島でとらふぐなどを食べます。3日目の宿泊場所は船です。「ガンツウ」という海に浮かぶ宿です。

 ちなみに募集人数は各回ともに1回あたり最大15組30人(最少催行人員16人)、値段は2人1室の場合で、「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN」と「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN LIMITED」は税込96万円から、「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN PREMIUM」は税込145万円です。ホームページや郵送で9月4日から10月21日までの間申し込みを受け付け、抽選を行います。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2024%2009%2002%2001.pdf)

| | | Comments (0)

中央線のグリーン車は10月13日から

 東京から延びる5つの路線のうち、通勤型電車で運転されることもあり、唯一グリーン車がなかった中央線。その中央線ですが、以前からの記事にありますように、グリーン車が連結されることになりました。中央線快速(東京-大月間)のE233系で運行する全ての車両と、青梅線(立川-青梅間)のうち、中央線快速と直通運転を行う全ての列車に、2階建てグリーン車を2両連結します。

 グリーン車の営業開始は2025年春からですが、一晩で一気にグリーン車付きの編成に切り替わるわけではありません。一部の列車は10月13日からグリーン車を連結して走ります。グリーン車のある12両編成の車両と、グリーン車のない10両編成の車両が混在するため、10月13日から2025年春のダイヤ改正までは、グリーン車でもグリーン料金なしで乗ることができます。いわゆる「グリーン車お試し期間」です。

 さて、2025年春にグリーン車の本格営業を始めた後は、どうなるのでしょうか? グリーン料金は、東海道線など首都圏のほかの線区と同じ料金にする予定です。「Suica」を利用した場合、50キロまでが750円、100キロまでが1000円となる予定です。中央線や青梅線で後戻りすることなく順方向に乗り継いだ場合は、1枚のグリーン券で2つ以上のグリーン車に乗ることができます(立川で大月・高尾方面と拝島・青梅方面を乗り継ぐことはできません)。しかし、東海道線や湘南新宿ラインなどほかの路線に乗り継ぐことはできません。別々のグリーン券が必要になります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240910_ho02.pdf)

| | | Comments (0)

万葉線で交通系ICカードを使えば、期間限定で1割引

 万葉線に「ICOCA」を導入するという話は以前に書きましたが、その日が決まりました。9月28日です。高岡駅停留場最寄りの加越能バス乗車券センター、米島口停留場最寄りの万葉線本社窓口、第一イン新湊 クロスベイ前駅最寄りのクロスベイ新湊窓口で購入することができます。

 その万葉線ですが、9月28日から2025年3月31日までの間、導入記念キャンペーンを行います。運賃の割引と定期券の割引販売を行います。運賃の割引は、万葉線での利用額に対して、10%割り引きます。10円未満の端数は切り上げます。「ICOCA」以外でも、交通系ICカードなら割引の対象になります。定期券については、1回だけですが「ICOCA定期券」を一律500円引きにします。デポジットの相当分と思われます。

 なお、「ICOCA」の導入に伴い、「シニアお出かけ回数券」以外の紙の回数券と、紙の定期券の発売を終了します。定期券は全て「ICOCA」で発行します。
(参考:万葉線ホームページ https://www.manyosen.co.jp/files/files20240829100119.pdf)

| | | Comments (0)

小田急、新型「ロマンスカー」投入

 小田急の看板列車と言えば、何と言っても「ロマンスカー」。1957年のSE(3000形)を初めとする数々の「ロマンスカー」は、沿線住民や鉄道ファンの憧れの車両です。

 その小田急ですが、新しい「ロマンスカー」をつくります。リニューアルされていないEXE(30000形)2編成が置き換え対象です。2029年3月の運行開始を目指していて、2018年のGSE(70000形)以来、11年ぶりのものになります。すでにこの2日から設計を始めています。デザインはCOA一級建築士事務所と共同で行い、実際に車両をつくるのは「ロマンスカー」製作の実績がある日本車輌製造が行います。

 最近はEXE(30000形)のような通勤特急タイプの「ロマンスカー」もありますが、新しい「ロマンスカー」は正統派タイプ。VSE(50000形)の後継として位置づけられています。ただし、展望席を設けるかどうかは未定とのことです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS993V9CS99ULFA01HM.html、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20240916-odakyuromancecar/)

| | | Comments (0)

一日乗車券でポテトプレゼント

 水間鉄道は、沿線にあるマクドナルド貝塚清児店のグランドオープンを記念して、コラボを行います。

 まずひとつは、水間鉄道の車両のうち1両が、9月1日から12月31日までの間、マクドナルドのロゴや商品でラッピングされます。「マクドナルド号」です。10月20日までは、ヘッドマーク、副標、電車内広告もマクドナルド仕様になります。

 そして、9月27日から12月31日までのコラボ期間内に、貝塚清児店、26号貝塚店において、マクドナルドのデザインのある一日フリー乗車券、昼間割引フリー乗車券(いずれも当日の日付印のあるものに限る)を呈示すると、マックフライドポテト(S)がプレゼントされます。一日フリー乗車券、昼間割引フリー乗車券の値段は、それぞれ660円と400円で、通常時と変わりありません。
(参考:水間鉄道ホームページ https://www.suitetsu.com/event2024/press_mcdonalds.pdf)

| | | Comments (0)

「TJライナー」が生体認証で乗車可能に

 東武と日立製作所は、生体認証を活用したサービスをいろいろな業種で提供していこうとしています。すでに4月から東武ストア3店舗で取り組みを始めていて、従来に比べて決済時間が平均で約50%に短縮したそうです。

 この取り組みは、コンビニ、家電量販店、ショッピングモール、東京スカイツリーでも行いますが(東京以外の地域でも取り組みを行います)、鉄道でも行います。鉄道で何をするのかと言えば、東上線の「TJライナー」のチケット確認に使います。

 将来の話ですが、2025年度には指静脈認証だけではなく顔認証でもできるようにします。鉄道の改札に導入することも考えているようです。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20240903-3017926/)

| | | Comments (0)

函館市電、停留所の混雑解消のため乗車位置を変える

 函館市民の足であり、観光客も使う函館市電。その函館市電ですが、運営する函館市企業局交通部は、8月30日から、函館駅前停留場(湯の川方向)の乗車位置を変更していました。

 なぜ乗車位置を変更したのでしょうか? 函館駅前停留場は観光客が増え、乗車する人の列が停留場をはみ出すことがあるようです。車道まで人がいることになるのですから、とても危険です。そこで、これまで停留場に路面電車がすっぽりと入るように停めていましたが、約7.5メートル手前で停めることにしました。ホーム全体を乗車する人の場所としてフルに使えるようにするのです。約30人分増えるようです。
(参考:函館市ホームページ https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2024081900019/、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/765cc5178740e38bcae48aa3247ba3db1b38238e)

| | | Comments (0)

函館線余市-小樽間の代替バスは1日125本

 北海道新幹線が全線開業すると、函館線長万部-小樽間はバスに転換されます。果たして、どれくらいのバスが走るのでしょうか?

 場所によって本数は大きく違いますが(一番本数の少ないところでは、1日上下合わせて8本しかないところもあります)、一番本数の多い余市-小樽間の場合、上下合わせて125本のバスが走ります。現在、鉄道では上下合わせて33本しか走っていないので、4倍近く増えることになります。

 これで済むのならありがたい話です。しかし、話には続きがあります。すでに余市-小樽間には多くのバスが走っています。上下合わせて112本も走っています。このことを考えると、鉄道廃止によって増えるバスは、たったの13本しかありません。33本の列車の代わりに走るのは、たった13本のバスなのです。今走っているバスは空席のものが結構あり、将来的には人口が減ります。2020年に11万人いる小樽市は、2050年には5.5万人に減ります。2020年で1.8万人の余市町は、2050年に0.95万人になります。鉄道やバスのメインユーザーである15~19歳の人口の減りはこれよりさらに大きいです。ですから、効率よくすれば12本のバスを増やす程度で乗りきることができると考えているようです。

 しかし、これほど多くのバスが走る路線なら、むしろ鉄道を存続させ、バスから鉄道に利用者をシフトさせることを逆に考えたほうが良いかもしれません。そこそこ利用者がいる余市-小樽間を廃止するのは早計とも言えます。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/hokkaidoshinkansendaitai2408/)

| | | Comments (0)

日田彦山線BRTの利用者の6割は観光客

 日田彦山線がBRTになって1年が経過しました。

 以前にも書きましたが、好調でした。鉄道時代の輸送密度は131人だったのですが、それを上回る164人でした。鉄道時代の輸送密度を超えるのがJR九州の目標だったようで、それは達成しました。

 しかし、課題もあります。利用者の6割は観光客です。沿線で何を観光したかは参考にした記事には書いてありませんでしたが、BRTそのものが目的、という人もそれなりにいたことでしょう。そういう人は1回乗ったらもう乗りません。安くても通学など毎日使ってくれる人を以下に増やすかが課題と言えます。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/8d3bd780956d237e9bb46fbbfbff3ccf162aab57)

| | | Comments (0)

美祢線の復旧まで15年

 美祢線は2023年夏の大雨で被災して、それ以降運休しています。復旧させるには多額のお金と長い期間が必要なようですが、一体どれぐらいなのでしょうか?

 8月28日に沿線自治体とJR西日本などでつくる協議会で明らかになった内容によれば、鉄道で復旧するには58億円以上が必要で、しかも復旧するまでには15年程度かかるようです。

 お金については以前の話と同等ですが、年数は伸びています。なぜなのかと言えば、崩落した橋梁の改築などといった鉄道の工事は5年程度でできます。しかし、その前に川の改修工事を行わなくてはならないのです。それに10年かかるので、合わせて15年ということになります。なお、河川改修をすることによって、崩落した第6厚狭川橋梁以外の10橋梁についても、橋脚の補強工事が必要になります。

 問題は、美祢線がそれだけお金を出して存続させるに値する路線なのか、ということです。当然ながらJR西日本は利用者が少ないので、自らの負担で復旧させることはしません。お金を出して復旧させ、復旧しても赤字を垂れ流すということは株式会社ではあり得ません。鉄道でないと運べないような需要があるわけではないので、社会的な意義もありません。大体、15年もかかるようでは、バスが定着してしまいます。JR西日本は、現在9往復の代行バスを13往復に増やし、使いやすくするようにします。増えた分は快速として走らせます。この増便は10月から行います。バスを使いやすくする方向で努力します。

 鉄道が復旧するかどうかは、山口県や沿線の自治体がお金を出す覚悟があるかどうかにかかっています。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS8X3V23S8XTZNB016M.html)

| | | Comments (2)

三陸鉄道一日乗り放題が400円

 三陸鉄道は全長160キロ以上の長さがありますので、片道乗るだけでも結構します。端から端まで乗れば、3780円。こんな鉄道でフリー切符をつくれば、結構な金額になってしまいます。

 ところが、その三陸鉄道がたった400円のフリー切符をつくりました(子供も同額です)。三陸鉄道開業40周年を記念してのもので、年4日だけ適用されます。すでに4月13日に実施しましたが、残り3日間の日程は未定でした。

 その残り3日間の日程が決まりました。9月14日、10月12日、11月4日です。いずれも休日です。いずれも乗車日の2週間前から盛、釜石、宮古、久慈などの主要駅で購入することができます。大変お得な切符なので、日程が合うのなら是非使いたい切符です。

 なお現在、宮古と新田老の間は、台風5号の被害を受けたため、代行バスでの運行となっています。
(参考:三陸鉄道ホームページ https://www.sanrikutetsudou.com/2024/08/30/400円でリアス線全線乗り放題!400円きっぷ発売決定/、https://www.sanrikutetsudou.com/2024/09/05/9月6日金から当面の間%e3%80%80宮古~久慈間の運行につ/)

| | | Comments (0)

ライトライン、沿線のショッピングセンターとコラボの一日乗車券

 ライトラインには一日乗車券がありますが、9月1日から沿線にあるショッピングセンター、ベルモールとコラボした一日乗車券を発売しています。ベルモールの20周年とライトラインの1周年を記念したものです。

 どういうものかと言えば、ベルモールなどで使うことのできるクーポンがついているのです。ライトラインから離れている芳賀温泉ロマンの湯へ行くための無料バスチケットも2枚ついています(芳賀町工業団地管理センター前からバス)。

 発売期間は9月1日から10月31日まで、乗車日の3日前から購入することができます。値段は大人1000円、子供500円です。宇都宮駅東口停留場定期券うりばなどで発売しています。
(参考:ライトラインホームページ https://www.miyarail.co.jp/info/2604)

| | | Comments (0)

10月1日から室蘭が無人駅に

 1897年に開業し、これまで多くの旅客や貨物を運んできた室蘭。札幌との間が1日5往復の「すずらん」で結ばれ、JTBの時刻表でも室蘭市の代表駅となっている室蘭ですが、この10月1日から無人駅となります。利用者が減少傾向にあり(2023年度の1日平均乗車人員は521人、コロナ前の2019年度は631人だったので、100人ほど減っていることになります)、今後も増える見込みがないからです。

 これに伴い、有人の「みどりの窓口」(営業時間は7:20~17:30)も9月30日で営業を終了します。「話せる券売機」は10月以降も稼働します。稼働時間は5:00~22:10です(オペレータ対応時間は6:00~22:10)。

 なお、室蘭市内には7駅がありますが、今回の室蘭の無人化により、10月以降も有人駅で残るのは、東室蘭のみになります。東室蘭の2023年度の1日平均乗車人員は1515人です。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20240902-3017232/、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/6cefb0fdf2a3af2c6d4446fa9fecb64998934e65)

| | | Comments (0)

黒部峡谷鉄道、猫又でも乗降可能に

 正月に起きた地震の影響で、2024年中の全線復旧がない、黒部峡谷鉄道。猫又で折り返しています。ホームに降りることができず、乗ったまま折り返します。

 なぜ猫又で降りることができないのでしょうか? それは、ホームの長さが足らないからです。降ろすことができないのです。

 そこで黒部峡谷鉄道は新たにホームを設置し、猫又でも乗り降りができるようにします。10月5日から乗り降りができるようになります。同じ10月5日にはダイヤ改正も行い、猫又でトイレ休憩を含めて20分ほど停まってから折り返すことになります。ただ、猫又で降りてどこか行くとか、逆に猫又まで歩いてきてそこから列車に乗るとかいうことはできず、同じ車両に乗って折り返すことになります。猫又でできるのは折り返し時間の間に一旦ホームに出ることだけなのです。
(参考:黒部峡谷鉄道ホームページ https://www.kurotetu.co.jp/pdf/news_66c3e4cf687e27b3ec70c9058fae6228b8535453afe2920240820093527.pdf)

| | | Comments (0)

「クイーンビートル」、運休のおわびに1万円

 博多と釜山とを結ぶ「クイーンビートル」ですが、船首部分に浸水があるのを把握していながら、法律で義務づけられている検査、修理、国への報告を行っていませんでした。それどころか、浸水を検知するセンサーが作動しないようにするなどして3か月以上運航していました(その後、修理は行っています)。国の抜き打ち検査でようやく発覚したのです。

 安全に関する重大な不正なので、「クイーンビートル」を運航することはできず、11月25日まで運休することが決まりました(運航再開時期は決まっていません)。当然払い戻しは行いますが、JR九州高速船は更に追加で1万円を払います。旅行中止に伴って発生するホテルや二次交通等のキャンセル手数料、代替交通機関を探すためのサポート代として支払います。

 自ら行った不正なのでどうしようもありませんが、「クイーンビートル」は呪われています。せっかく新しい船を導入しても、新型コロナで活躍の舞台がありませんでした。最初は外国船籍なので、国内航路に転用することができませんでした。ようやく本来の博多-釜山航路で使われるようになりましたが、このような問題を引き起こしてしまいました。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2024/08/28/240828_info_queen_beetle.pdf、NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240814/k10014548911000.html)

| | | Comments (2)

JR九州、熊本・宮崎・鹿児島3県乗り放題で15000円

 JR九州は10月1日から開催する「南九州DE超回復~HEALING JOURNEY in 熊本・宮崎・鹿児島~」キャンペーンに合わせて、「南九州DE超回復!きっぷ」を発売します。

 「南九州DE超回復!きっぷ」の発売期間は9月1日~2025年3月22日(利用日の7日前まで発売)、利用期間は10月1日~2025年3月31日。インターネットのみでの発売で、大人15000円、子供6000円です(子供のみの発売、利用はできません)。対象エリアは熊本、宮崎、鹿児島の各県のJR線で、新幹線、特急、普通列車の普通車自由席に連続する3日間乗り放題です。普通車指定席は3回まで利用できます(「36ぷらす3」に乗るには、別途特急券、グリーン券が必要です)。

 また、熊本や鹿児島はともかく、鉄道で宮崎は行きにくいです。そこで「南九州DE超回復!きっぷ」を持っている人限定で、「B&Sみやざき号」をお得に利用することができる、「南九州DE超回復!B&Sみやざききっぷ」も発売しています。発売期間は9月1日~2025年3月31日、利用期間は10月1日~2025年3月31日で、新八代駅-宮崎・宮交シティ間の値段は大人3150円、子供1580円です。肥薩線が運休している人吉へも、この方法で行くことができます。こちらはJR九州の「みどりの窓口」で、「南九州DE超回復!きっぷ」を呈示のうえ購入することになります。

 もちろん、この切符は、熊本、宮崎、鹿児島の3県でのみ有効なので、博多などほかの地域から行く場合は、入口の駅(荒尾、新玉名など)までの切符が必要です。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2024/08/27/240827_kumamoto_miyazaki_kagoshima_minami_kyushu_choukaihuku.pdf)

| | | Comments (0)

札幌に水素バス

 かつて札幌駅方面に路線電車を延伸する構想がありましたが、その構想は消えました。

 その代わりに出ているのが、水素を使った新しい乗りもの。約120人乗りの連節バス、30人未満の中型、10人以下の小型の3台のバスを使います。このうち連節バスは幹線の路線バスです。狸小路、大通から北海道新幹線札幌駅東改札口を目指すものと、苗穂を目指すものの2つがあります。苗穂は路面電車が延伸する予定だったところで、再開発が進み、人口が増えているところです。中型と小型のバスはデマンドバスです。利用者が呼ぶと来てくれます。2024年秋から試験運行が始まり、2030年度に本格運行が始まります(北海道新幹線の延伸はまだ先です)。

 燃料の水素は、再生可能エネルギーでつくられたクリーンエネルギーの水素です。バス路線沿いに水素ステーションを整備し、2024年度中に完成予定です。

 ただ、この水素バス、新交通でも何でもなく、単なるバスです。燃料だけが目新しいのであって、新しい交通機関ができるわけではありません。連節バスも1台だけなので、既存のバスと併用すると思われます。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/cbea08b0990d1463a3fcdfbfe1f1b356b6fb92ea)

| | | Comments (0)

田沢湖線に快速

 田沢湖線は秋田新幹線「こまち」と普通列車のみが走る路線。普通列車の本数は少なく、特に岩手、秋田の県境を越えるのは1日4往復しかありません。

 その田沢湖線に臨時快速が走ります。「仙岩紅葉号」と言い、盛岡-秋田間で走ります。普段、普通列車では直通することのできない盛岡と秋田の間を結ぶのです。「仙岩紅葉号」が走るのは、仙岩峠の紅葉のシーズンの10月26、27日。ダイヤは秋田8:20発盛岡11:14着、盛岡13:48発秋田16:52着。ダイヤを縫って走るためか、時間は結構かかります。停車駅は、前潟、雫石、田沢湖、神代、角館、大曲。標準軌用の701系2両編成が使われます。自由席です。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/134547、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/akita/20240822_a01.pdf)

| | | Comments (0)

« August 2024 | Main | October 2024 »