北千住の「みどりの窓口」が復活
全国で有人の「みどりの窓口」が減っています。最初は大都市近郊の小さな駅から始まったのですが、次第に比較的大きな駅や地方の主要駅に広がっていき、「みどりの窓口」の減少が問題になってきました。数少ない「みどりの窓口」に利用者が並び、切符を買うのに長い時間がかかるようになりました。JR東日本はこれまで行ってきた「みどりの窓口」の削減を一時的に止めていましたが、ついに「みどりの窓口」を復活させることにしました。
復活させる駅は北千住。10月から復活します。北千住の乗降人数は約38.7万人で、JR東日本の中で10位です。そんなにも利用者が多い駅なのですが、2022年に「みどりの窓口」が廃止されています。
全体として有人の「みどりの窓口」を削減すること自体は間違っていないでしょうが、派手にやり過ぎでした。大都市圏の快速通過駅など、利用者の少ない駅はともかく、首都圏有数のターミナル駅はやり過ぎです。また、「みどりの窓口」を廃止するためには、インターネットで切符を買いやすくすることが必要です。航空機やバスなどとの競争の激しい区間を中心にインターネット専用の割引切符をつくる代わりに、長距離切符の大幅値上げや途中下車の廃止など、「みどりの窓口」で売る正規の切符を使いにくくする改革が必要でしょう。このようにしてインターネットの切符を明らかにお得にして初めて、有人の「みどりの窓口」の削減ができるのです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS9B2R0PS9BUTIL01MM.html?_requesturl=articles%2FASS9B2R0PS9BUTIL01MM.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JR東日本」カテゴリの記事
- 新金貨物線の旅客化はバスで対応?(2024.10.12)
- 山田線、並行するバスと共同経営へ(2024.10.11)
- 秋田港クルーズ列車、廃止か?(2024.09.30)
- 米坂線でイベントをしたが、バスの利用者は増えず(2024.09.29)
- 上越新幹線で自動運転(2024.09.23)
Comments