「青春18きっぷ」が3日間or5日間連続に(2)
昨日に続いて、新しくなった「青春18きっぷ」について書きます。
まず発売期間及び利用期間について説明します。新設される3日間用の発売期間は11月26日から2025年1月8日、利用期間は12月10日から2025年1月10日(2025年1月8日出発分まで発売)、5日間用の発売期間は11月26日から2025年1月6日、利用期間は12月10日から2025年1月10日(2025年1月6日出発分まで発売)。正月に入っても買うことができます。値段は大人、子供同額で、3日間用が10000円、5日間用が12050円です。5日間用に比べて3日間用の割高さが目立ちます。同じようなシステムの「秋の乗り放題パス」が3日間で7850円ですから。
全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(気仙沼線BRT柳津-気仙沼間、大船渡線BRT気仙沼-盛間、JR九州バスの日田彦山線BRT添田-日田間)、JR西日本宮島フェリー(別途、現地で宮島訪問税100円の支払いが必要です)が乗り放題です。それ以外の路線については、ごく一部の例外を除いて利用できません。青い森鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、ハピラインふくいについては、一部区間に限り、JR線からこれら第三セクターを経由して当日中にJR線に乗り継ぐ場合に限り、利用することができます。このルールについては、今回の変更後も見直しがなされず、変わりありません。
新幹線、特急、急行列車及び普通・快速列車のグリーン車指定席には乗車することができません。特急券等を買っても、乗ることができません。また、普通・快速列車の普通車指定席、グリーン車自由席は料金を払えば乗ることができます。奥羽線新青森-青森間は追加料金なしで全車指定席の普通・快速列車の普通車の空席を利用することができます。ただし、一部区間では追加料金なしで特急等に乗ることができます。石勝線新得-新夕張間、室蘭線東室蘭-室蘭間は、普通車指定席の空席に座ることができます。同一列車でこの区間の外にまたがって乗る場合は、全区間の乗車券、特急券が必要になります。奥羽線新青森-青森間は、普通車自由席に座ることができます。同一列車でこの区間の外にまたがって乗る場合は、全区間の乗車券、特急券が必要になります。佐世保線早岐-佐世保間、宮崎空港線宮崎空港-宮崎間は、普通車自由席に座ることができます。同一列車でこの区間の外にまたがって乗る場合は、飛び出た区間の乗車券、特急券が必要になります。
利用開始日の変更は、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り、1回だけできます。ただし、3日間用を5日間用に変更、または5日間用を3日間用にすることはできません。いったん払い戻す必要があります。払い戻しは、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り、220円の手数料を差し引いて行います。利用開始後の列車の運休や遅れによる払い戻しは行いません。
これまでの「青春18きっぷ」では、東京や大阪付近を除いて0時を過ぎた最初の停車駅までしか有効でなかったのですが、今回からは最終列車まで利用できるようになりました。普通列車の夜行列車がなくなったので、単純に最終列車まで利用できるようにしても問題がなくなったのでしょう。なお、終夜運転等を行う場合は、通常ダイヤの最終列車までが有効となります。
また、別記事で書く「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を除いては、ほかの特別企画乗車券との併用はできません。新快速の「Aシート」に乗るとき、「チケットレス指定席券」で乗ることができないのはこのためです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241024_00_press_Seisyun18kippuHanbai.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JRグループ全体」カテゴリの記事
- 「青春18きっぷ」が3日間or5日間連続に(3)(2024.10.26)
- 「青春18きっぷ」が3日間or5日間連続に(2)(2024.10.26)
- 「青春18きっぷ」が3日間or5日間連続に(1)(2024.10.25)
- 2024年夏は「青春18きっぷ」発売(2024.06.19)
Comments