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北海道新幹線函館乗り入れはフル規格10両で東京・札幌から

 北海道新幹線の函館乗り入れについて、新たな情報が入ってきました。

 函館に乗り入れる車両は、フル規格の車両。10両編成が分割せず、そのまま東京と札幌から、函館に乗り入れます。分割併合のできる車両だと、先頭車両が増えるので、その分輸送力が減ります。分割併合作業にも時間がかかります。また、ミニ新幹線にすると、車両が小さい分輸送力が減ります。さらに、ミニ新幹線だとフル規格10両編成と扉の位置が異なることになるので、東北新幹線の駅についてもホームドアの改修が必要になります。そこで、フル規格10両編成を函館に直通することにしたのです。もっとも、札幌からの直通は道内だけの需要も大きいので問題ないでしょうが、東京から函館に直通をすると、その分札幌への直通が減ってしまいます。早朝や深夜など、札幌発着が難しい時間に絞って函館に乗り入れるのが賢明でしょう。

 なお、函館に乗り入れることによって増加する車両の費用については、函館市サイドで負担するようです。函館-新函館北斗間の距離を考えると、1~2編成程度で良いようですが、この負担をJR北海道に求めないことによって、JR北海道の態度は軟化したようです。これまでの調査により、フル規格の函館乗り入れは大きな技術的問題がないことが判明し、何とかなるようです。函館の中心部に直通ができたら便利になることは間違いないので、前向きに考えたほうが良さそうです。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20240929-hakodateshinkansen/?dicbo=v2-MJ73TXt)

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