美祢線に快速バス
2023年夏の大雨で被災して以来、バス代行の状態が続いている美祢線。需要が少なく、しかも鉄道を復旧させるためには河川自体の工事から必要で、時間もお金もかかります。
そこでJR西日本は、調査・実証事業というかたちで、バスの増便を行うことにします。増便の期間は10月1日から2025年3月21日の間(2025年3月22日にダイヤ改正を行うのでしょうか?)。現在、美祢線には19本の代行バスが走っていますが(平日、厚狭-美祢間の場合)、29本に増やします。増えた10本はすべて停まる停留所の少ない、快速バスです。途中停まるのは美祢、於福、長門湯本のみです。停まるところが少ないので、所要時間は短縮します。厚狭-長門市間の場合、81分から69分に短縮されます。ダイヤは厚狭での新幹線との接続を考慮していて、運賃はほかの代行バスと同額です。予約も要りません。
新山口-センザキッチン間の乗合タクシーと同じく、鉄道以外で輸送サービスを提供しようとするJR西日本の考えが現れています。現状ではベストではないかもしれませんが、JR西日本としてはそれなりに努力しているとも言えるでしょう。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240925_00_press_minesenbus.pdf)
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